秋深し 充実の月末となりました。

台風14号は各地に影響があったようですが、こちら四日市は大過なくいくつかの行事が行われました。被害に遭われた地域の皆様には謹んでお見舞い申し上げます。以下 こちらの様子をお知らせします。

2010_1029_0129日(金) 県内伊賀市の小学校5年生2クラス92名がバス2台で四日市環境学習センターへ。「語り部」との質疑応答による公害学習。随分事前学習ができているようで、なかなか的を射た質問がたくさん出ます。休憩時間になると子どもたちがワッと野田さん澤井さんを取り囲んで質問攻め。いつもながら心温まる光景です。午後は市内の小学校5年生の学習発表会。2クラスの生徒が自主制作のパワーポイントに電子黒板を用いての説明付き。2人の担任教員の丹念な事前指導が伺われる新しい時代の実践に感銘を受けました。公開授業のため20名ほどの保護者の参加がありました。

30日(土) 四日市市主催の「環境シンポジューム」。市内の54団体・企業がブースをならべて「環境」の成果を披露。わが市民塾も昨年から参加。写真資料を中心に語り部などの活動を紹介。ちょっと異色の感がありますが、第3コンビのある企業の社員が「霞埋め立て」の写真に大変興味をもち、ぜひデータが欲しいと頼まれました。閉会の交流会ではいろんな立場の人たちと会話ができ、自己紹介の機会もありましたのでしっかり宣伝をしておきました。

31日(日) 三重県環境学習情報センター(四日市市桜町)のロビーにある常設展示スペースが一ヶ月間借用できることとなり、出向いて設定をしました。昨日の資料をほぼ転用したわけですが、11月は小中学生の研修も多いとのこと、また幅が広がりそうです。土日・祝日も開館していますので一度のぞいてみてください。

澤井余志郎さんの生きざまから学ぶ

1.実践交流会に参加して

どの小学校も語り部の方々の生き様に学び、子どもたちが自分を振り返る学習を大切にしていました。また、四日市公害学習をすることで、子どもたちが元気に なっていく様子も報告されました。参加された方の中には、磯津出身の方もおられ、当時の様子と自分のことを話され、とても興味深かったです。交流の中で、多くの学校が「四日市公害と人権」(副読本)を活用していることがわかりました。副読本が公害学習に役立っていたことは、うれしい限りでした。

塩浜小学校を訪れる現地学習は、総合的な学習の時間が位置づけられる頃から、特に、盛んになってきたと思います。そして、現在では、市民塾の語り部の方々から聞き取り学習を行うというスタイルがすっかりと定着しています。  

  四日市公害の歴史を学び、語り継ぐために、公害学習はどのようにすすめられてきたのか、公害学習をどのようにすすめていくのかが、四日市環境学習センターで話し合われました。

◎ 四日市再生「公害市民塾」「語り部」からの話
  この交流会の趣旨説明
◎ 四日市公害学習実践校からの報告
  四日市市立海蔵小学校・・・ビデオ学習と現地学習
  四日市市立中部西小学校・・・地域の方と語り部からの聞き取り学習
  津市立波瀬小学校・・・「四日市公害と人権」と語り部からの聞き取り
  四日市市立富田小学校・・・「四日市公害と人権」と写真、語り部からの聞き取り、ストローを使った体験活動

◎ 意見交換会

  どの小学校も語り部の方々の生き様に学び、子どもたちが自分を振り返る学習を大切にしていました。また、四日市公害学習をすることで、子どもたちが元気になっていく様子も報告されました。参加された方の中には、磯津出身の方もおられ、当時の様子と自分のことを話され、とても興味深かったです。
  意見交流の中で、たくさんの学校で「四日市公害と人権」(副読本)が活用され、公害学習に役立っていたことは、 うれしい限りでした。

「四日市公害裁判判決35年」に作成した記念誌に付けたCD版ガイドブック集の改訂版ができあがりました。中身は、

  1. 四日市公害「被害地を歩く」
  2. くさい魚と環境破壊の四日市
  3. 子どもの作文
  4. 四日市公害Q&A 伝えたい思い
  5. あやまち 1970年夏
  6. 四日市公害と人権 副読本(旧版)
  7. 四日市公害裁判判決35年記念誌
  8. 四日市公害写真集より
  9. 四日市公害と子どもたち(パワーポイント版)

新たに、「あやまち」や最近沢井さんが作成した学習案内なども載せました。また、四日市公害写真集からピックアップした画像と市民塾が使用している「四日市公害と子どもたち」も添付しました。

初夏の陽射しに覆われた昼下がり、ふと思い立って海辺に向かいました。実は僕は現住所「鈴鹿市」ですから、鼓が浦海岸が地元なわけです。若松・千代崎・鼓が浦・磯山と伸びる海岸線は砂浜のまま生きていて、夏は海水浴でにぎわうわけです。

目の前に広がる砂浜と海原は言いようのない開放感を与えてくれます。潮の香りのなんと懐かしいことでしょうか。さすがに海水の透明度は一級品ではありませんが、渚を敷き詰めた貝殻は少年時代の感触とちっとも変わっていないのです。浜昼顔も咲きその隣には地元小中学校の植樹も行われていて、浜辺を守ろうという志が継承されているのげうれしく思われます。

やはり 海には砂浜がよく似合う そんな思いを新たにしたひと時でした。(写真クリックしてください)