2012年の7月24日で「四日市公害訴訟」判決の日から40年を経過しました。
学校の教科書にも掲載され、「四大公害(訴訟)」ともいわれる大きな出来事です。石油化学コンビナートの排煙が大気を汚染し呼吸器疾患を患う多くの患者が発生し、関連企業六社が発生源として裁かれました。その裁判のお陰で四日市の環境はずいぶん改善されました。
この夏の小学生の自由研究には、たくさんの子どもたちが『四日市公害』を取り上げていました。四日市公害を自主的に学習しようとする子どもたちがいることをとてもうれしく感じました。しかし、公害を知ろうとするときに、さっと手に取ることができるパンフレットは、大人用のものしかありませんでした。語りべの方からも、子どもたちが知ろうとするきっかけとなるパンフレットがほしいと言われていました。
そこで、市民塾から小学生向けの「知ってほしい!『四日市公害』のこと」というパンフレットを作成しました。四日市公害の原因となった亜硫酸ガスのことや空気の汚れを初めて裁いた四日市公害裁判のことなどをわかりやすく掲載しました。このパンフレットをきっかけとして学習を進めてもらえたらと思います。
PDFファイル形式となっていますので、ダウンロードして活用してください。