市民塾通信『こちら市民塾』 №165 (2月7日)
「四大公害語り部のつどい」水俣で開催(1月28日)
1970年当時に争われた4件の公害訴訟(富山イタイイタイ病・新潟水俣病・熊本水俣病・四日市ぜん息)は「四大公害訴訟」として歴史に刻まれています。提訴以来既に50年が過ぎ、各地に公立の公害資料館が出来ています。この度、水俣病資料館のリニューアルと「水俣病50年」の記念として4地区の交流会が開催されました。各資料館から職員と「語り部」が2~3名が参加をして、それぞれの現状を報告し、成果や課題を話し合うという盛りだくさんな内容でした。28日9:30~16:00のハードスケジュールでしたが実り多い一日となりました。
各地に共通しているのは「語り部」が高齢化することによる後継者の問題です。時間とともに風化の危機にさらされる公害問題ですが、こうした会合を通じて多くの人たちに語り継いでいくことが不可欠です。しかし、「語り部」自身はいずれも熱い思いを抱き、反公害の志に満ちあふれていました。その他国立・県立の施設見学や現地の視察も行われました。詳しくは「市民塾」2月例会で報告します。
◎ 四日市再生「公害市民塾」2月例会=18日(土)13:30~ 「じばさん三重」2階市民活動室 参加お待ちしています。