市民塾通信『こちら市民塾』 №117 (12月03日
大気汚染ってな~に? (四日市公害「語り部」「解説員」養成講座:四日市市主催)
第1回目が開講されました。11月29日。大阪の「あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)」林美帆さん を講師にお迎えして、10時~16時。中身の濃い講座となりました。参加者約30名弱。前半はワークショップ形式で自己紹介から四日市公害に関する知識の出し合いまで、賑やかに交流ができました。参加者がそれぞれに四日市公害の歴史と自分史を重ね合う事によって認識を深めました。
後半は林さんの「大気汚染ってな~に?」と題した解説。その病理と発症のメカニズム、あるいは大気汚染都府県とか病名など基本的な知識の確認など、大切なことを多く学びました。最後は、大阪・西淀川公害の「語り部」を努めてみえる永野千代子さん(74歳)から、ぜん息の苦しみや「語り部」の意義、企業への抗議行動など語っていただきました。遠路ありがとうございました。受講者の年齢層は全体的に高いのですが、20代30代の新鮮な顔ぶれもありました。それだけ、経験や知識にもばらつきがあり今後どのような役割を担っていけるのか、主催者の慎重な判断が必要になりますし、受講者自身の積極的な学習も望まれるところです。 「あおぞら財団」のHPは http://aozora.or.jp/ です。ぜひ検索をして下さい。
次回は12月13日(土)元三重県立大学附属塩浜病院医師の柏木秀雄さんのお話「四日市公害とぜん息」です。また市民塾から「語り部」活動についての報告もあります。午前10時~午後3時30分。四日市市環境学習センター。定員に空きがあります。今からでも参加できます。