市民塾通信『こちら市民塾』№ 115 (11月06日)
海岸部の破壊は今も進む-四日市北部
DSCF4085DSCF4087第3コンビナートは霞ヶ浦を埋め立てた「出島」となっています。住宅地と引き離して「公害」の及ばないようにしたわけですが、反面、海岸線がコンクリートで固められてしまったわけです。午起から富田浜にかけての海水浴場がなくなってしまいました。その霞埋立地の北側に「高松干潟」と呼ばれる砂浜が残っています。300メートルほどの海岸線ですが野鳥が飛んできたり干潮時には潮干狩りができる貴重な砂浜です。
そのすぐ傍に「霞4号幹線」という産業道路の建築が進んでいます。随分前からの計画ですが安倍政権になってから工事のピッチが上がっています。干潟は辛うじて残っているのですが付近の雑木地帯は刈り取られ、砂浜に重機が入り込んで、とても野鳥の遊べる環境ではなくなっています。国道23号(名四国道)の渋滞解消のためといいますが、全く意味がありません。それにコンビナートにつなぐと言いますが反対の入口がどこと接続するのか、地図を見てもはっきりしません。全く不必要な工事がますます海岸線を破壊していく、これが今も四日市では続いているのです。