市民塾通信『こちら市民塾』№ 112 (9月23日)
第32回四日市公害犠牲者合同慰霊祭に120人!
四日市公害訴訟判決から42年、そして32回目の慰霊祭が20日(土)行われました。かつて四日市市長など見向きもせず患者団体の自主的な行事だった「慰霊祭」。数年前の田中市長就任の頃から随分と風向きが変わり今年はついに四日市市が開催に参加。公害患者と家族の会などととの共催となりました。例年は仏式でありましたが今回は宗教色を排して献花。田中市長からは追悼文を読み上げていただき、知事・議員諸氏からの追悼文は紹介のみ。
今回のハイライト小学生によるメッセージ。市内の下野小学校5年生の児童6人が作文を朗読。昨年、公害学習で谷田輝子さんのお話を聞き、42年前に亡くなった当時9歳の尚子ちゃんのことを知りました。その時の思いを文章に綴り読み上げてもらったのです。市民塾の土曜講座でも担任の先生から紹介をしていただいた経緯もあって、学校を上げて取り組んでいただきました。最後の挨拶の中で輝子さんも涙交じりに感激をしていらっしゃいました。市の共催ということで参列者も120名を数え、マスコミもたいそう気合いが入って翌日の新聞は5紙掲載と相成りました。
「こちら市民塾」№112(14,9,23)
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- 投稿者: 伊藤三男