市民塾通信『こちら市民塾』№110 (8月25日)
ちょっと面白い「四日市みなとまち絵地図」を知っていますか?
「四日市公害と環境未来館」の来春オープンを控えて準備室では着々と整備が進めています。設置される市立博物館内のリニューアル工事も、外からは見えませんがはかどっているようです。そんな折り、面白い「絵地図」を発見しました。先日の「市民の集い2014」において拡大コピーで掲示しましたが、中身を少し紹介しておきましょう。大きく二つ折りになっていて内側が「絵地図」。イラストがよくできていて町名や施設名が細かく入っています。中でも「本町プラザ」と並んで「四日市公害資料室」と記載されているのがユニークです。もちろんコンビナートや四日市港もわかりやすく一目で四日市東部の地理関係が読み取れます。裏側は江戸時代の東海道絵図がイラスト化され、「湊町」「宿場町」の成り立ちの説明があり、徳川家康との因縁も面白く書かれています。実はこの「絵地図」は国土交通省四日市港湾事務所が2007年に制作し、翌年増刷していますがそれ以降は印刷されていません。興味があったので調べてみたところ港湾事務所に若干在庫が残っていました。もう7年も前のことでほとんど問いあわせもないようですが、今後の四日市公害学習、特にフィールドワークには貴重な資料と言えましょう。
『こちら市民塾』№110 (14,8,25)
- 詳細
- 投稿者: 伊藤三男