市民塾通信『こちら市民塾』№ 108 (7月30日)
「四日市公害を忘れないために」市民の集い2014 この日も盛況でした。 土曜講座が終了しての一段落も束の間、27日(土)四日市市との共催で「市民の集い」。これは公害訴訟判決42周年を念頭に置いての開催です。冒頭は四日市市長(田中俊行)と市民塾代表(山本勝治)の挨拶。次いで市民塾(伊藤み)から「土曜講座の成果と課題」を約30分。さらに原告・野田さんの挨拶も加わって市への要望をたっぷり。休憩を挟んで四日市市須藤環境部長から公害資料館設営の進捗状況。具体的な展示の形態が一歩進んで示されました。
最後の記念講演は富山県立イタイイタイ病資料館館長鏡森定信さん(写真左)が講師。医者であり学者でもあるだけにイタイイタイ病の歴史と現実をわかりやすく話していただきました。またタイトルの「公営の資料館の運営」についてもそのノウハウと課題を提起していただきました。会場には市が作成したパネルとともに市民塾・土曜講座⑨で作成したグループ提案パネルや特製四日市沿岸地図も掲示して(写真右)参加者の興味を引き立てました。参加者は75名と1階ホール座席がほぼ満席。市職員の出席も目立ちましたが土曜講座から引き継いだ方も多く、「共催」の成果が現れた結果といえましょう。いわば土曜講座11回目という感じでしたが、7ヶ月に及ぶロングランがとりあえず一段落。しかし、8月に入ると3カ所でパネル展への参加があり、その上各種研修への講師と、けっこう忙しい毎日が続きます。が、何はともあれ、ここまで皆さんご苦労様でした。ありがとうございました。
○ 8月1日~6日「フォトジャーナリズム展」が津のセンターパレスで開催され、同時に四日市公害写真展も行います。澤井さんの写真を展示します。ご参加下さい。
「こちら市民塾」№108(14,7,30)
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- 投稿者: 伊藤三男