市民塾通信『こちら市民塾』№106 (7月3日)
灰色の記憶は消えない=NHK「金とく」6月27日(金)20:00~43分。
NHK名古屋開局60年特集。現場再訪 ルポルタージュ中部は『四日市公害』。この4月に担当になったというディレクターがカメラ・マイクともども4名のクルーとなって四日市で取材。ほとんど予備知識もなくわずか2ヶ月少々の取材でどんな出来映えになるのかと思いましたが、さすがプロというべきでしょう。それにNHKは手持ちの映像も多く実写と合わせてみごと43分にまとめあげていました。内容的には細かくチェックすればいろいろありますが、制作者自身も学習しながらということで、ほどよく「基礎講座」編として仕上がっていました。ラストのナレーション「灰色の空はなくなっても灰色の記憶は消えない」との結びは秀逸でした。野田・澤井・谷田といったお馴染みの登場で、また「土曜講座」の様子も映されてクレジットには「協力 公害市民塾」と記されていました。制作者は今後も引き続いて「四日市公害」に関わっていきたいとのことで、続編への意欲をみせています。期待したいところです。録画あります。但しBD版です。
◎ 1月の爆発事故以来操業を停止していた四日市の三菱マテリアルが、操業を再開しました(1日)。地元説明会を終え消防署の点検もOKサインだとのことです。地元の連合自治会は会社と行政(四日市市)に申し入れ書を提出しています。二度と再びあってはならないことです。塩浜地区のみでなく四日市市民全体の監視と関心が不可欠です。
◎ 「四日市公害を忘れないために」市民塾・土曜講座は7月19日(土)で最終回を迎えます。1969年、四日市公害裁判のさなか、四日市を訪れ澤井さん達と四日市公害と戦う市民兵をスタートさせた吉村功さんです。詳しくは次号で紹介します。ぜひご参加下さい。」
「こちら市民塾」№106(14,7,03)
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- 投稿者: 伊藤三男