市民塾通信『こちら市民塾』 №86 (9月4日)
新資料館オープンに向けて・・・体制の強化を! 
四日市市の「(仮)四日市公害と環境未来館」の開館は2014(平成26年度末)ですから2015(平成27年)年3月末ということになります。実質あと一年半です。この9月市議会で承認を得て業者との契約に入り来年3月から約一年を掛けて造中日新聞作工事に入っていきます。展示の基本設計は現在提示されている(案)が概ね実行されますが、展示物の細部(写真・展示物・パネルなどの内容や配置)はこれから詰めていきます。市民塾からも積極的に意見を出していきたいと思っています。オープン後の運営も含めて責任ある行動が問われてきますから、市民塾の体制の拡大・強化は急務です。高齢化の進む市民塾に若い人達のアイデアと行動力を熱望しています。
◎ 今日の中日新聞に「2012年度新聞切り抜き作品コンクール」のレプリカ贈呈のニュースが出ています。コンクールは昨年度のもので既に表彰や公開展示は終わっているのですが、受賞者に記念のレプリカが贈られました。高校生の部では四日市市内の高校生の作品「四日市市民なのに知りませんでした」。またファミリーの部では同市内の小学生と両親の作品「四日市公害と福島事故から考える」。両作品とも全紙大の用紙に各紙からの記事を切り抜いて構成したものですが、いずれも「四日市公害」を扱っているところが共通した特徴です。実物は5月に公開展示されていたのですがうかつにも見逃してしまいました。中日の記事によれば前者には「風化させず、教訓を未来に生かしたい」、また後者には原発事故に対し「四日市公害の教訓は生きているの」と問いかけ「どちらも人災」との書き込みがあるということです。こうした若者達の感性や熱意が資料館にも反映されるよう頑張りたいものです。  
◎ 四日市市内の小中学生の社会科展(夏休みの成果の発表)は今週9月7日(土)~9日(月)四日市市文化会館展示棟で開催されます。今年も四日市公害に関する作品が多く展示されることと思います。是非ご覧下さい。