市民塾通信『こちら市民塾』 №85 (8月19日)

中日新聞サンデー版・大図解シリーズ特集『語り部』
2013 08180012「語り部」による体験が聞ける施設・団体ということで全国25カ所が紹介されてその中に我が「公害市民塾」も掲載されています。2ヶ月ほど前に記者から電話取材があったのですが、担当者は「四日市公害」のことはほとんど知らずこちらのHPからたどってきたようでした。いずれにしろここに掲載されているのは水俣・広島・水平社などそれぞれに実績と歴史をもつ施設・団体ですがわが「市民塾」もその「質」において決して引けをとるものではないでしょう。しかし、次のような解説にもあるように全国共通の課題を抱えています。
「語り部に代表されるこうした声の担い手である体験者は確実に減少、高齢化している。語り部を体験者から非体験者に引き継ぐことが急務となっている。」・・・・・。さいわい四日市の場合は環境学習センターが独自に「解説ボランティア」養成講座を開設し、何人かの人材が育っています。新しい資料館のオープンに向けて一層磨きを掛けていきたいものです。市民兵!
◎ 8月17日 珍しい集まりがありました。1970年代に反公害運動を進めた「四日市公害と戦う市民兵の会」ゆかりのメンバーです。実はこの会の呼びかけ人の一人であった坂下氏が先月亡くなり、彼を偲んで語り合おうということでの集まりをなりました。現在も尚「市民塾」として活動を継続している3人以外には元大学教員・医師・介護職(ケアマネ)等々です。昔話に花は咲くのですが如何せん現実とのギャップは否定できません。しかし彼らには新しい資料館で「生き証人」として活してもらう機会があるかも知れません。その時まで精々お慈愛いただきたいと思います。もちろん夜は「飲み会」でした。
四日市再生「公害市民塾」8月例会 26日(月)午後6時30分 なや学習プラザ   7/28「市民の集い」の反省と今後の取り組みということで、新しい資料館に向けての大事な話し合いとなります。ご参加よろしくお願いします。