市民塾通信「こちら市民塾」№84 (8月6日)
「語り継ぐ」こととは・・・。 今日8月6日「広島原爆記念日」黙祷!
語り部 澤井さん N局が68年後の今に増加する「第二の白血病」の脅威を伝えていました。放射線の恐怖は終わることがありません。原発崩壊でもたらされた福島の人々の将来を案ぜずにはいられません。歴史的事実は決して消え去ることはありませんが、ともすれば人々の記憶から薄らいでいってしまいます。こうした「風化」を防ぐために歴史を「語り継ぐ」という作業は不可欠です。それは同じあやまちを二度と繰り返さないためにです。四日市では「四日市公害」に関する資料館が準備されつつありますが、大切なのは建物よりいかに「語り継ぐ」かということです。 DVD版
◎ 今日は四日市市環境学習センターの「こどもエコゼミ」での公害学習。塩浜小学校で学習の後、鈴鹿川堤防でのフィールドワーク。先日85歳となった澤井さんはマイクを握って約50人の親子連れ参加者に語ります。炎天下、高齢と病後の身が心配ですがこれはまさに彼のライフワークであり、「反公害」の強い思いによって支えられています。 環境学習センターでは夏休み中「四日市公害写真展」が開催されていますが、ここでもご高齢の解説ボランティアが活躍しています。さる3日は公開解説日でしたがのべ10組を越える親子が熱心に聞き入りメモをとっていました。夏休みに宿題も絡んでいるのでしょうが、動機はなんであれ学んでいこうという姿勢はかけがえのないものです。若い人たちの参加を期待します。
◎ 先日28日の「四日市公害を忘れないために」市民の集い の収録DVD版ができました。午後の部「シンポジュウム」の総てが入っています。市長の説明と吉永さんの講演という貴重な一枚です。全2時間15分です。ご希望の方ありましたら、というかぜひ繰り返しご覧いただきたいと思います。もちろん無料です。ご連絡下さい。