市民塾通信『こちら市民塾』№87 (9月16日)
もどかしい市議会-委員会傍聴記(10日)
9月四日市市立博物館10日四日市市議会を傍聴しました。予算常任委員会-都市・環境分科会で環境部から「(仮)四日市公害と環境未来館」の補正予算について提案があり、それをめぐっての質疑がありました。委員会ですからメンバーは16名。ポイントは「基本計画」から「基本設計」への予算の補正(増額)です。博物館改修と併せて7,500万円増で主たるものは安全強化対策と太陽光発電の設置及び消費税アップ見込みで、トータルで23億6,155万8千円となっています。
このうち公害資料館関係で8億1,400万円余。博物館のプラネタリウム設備更新が7億3千万円余かかります。委員から集中的に疑義が出されたのは安全強化対策費(3,400万円)の新設。明らかに手続き上のミスではないかと環境部への批判が続出。翌日(11日)に持ち越しとなり、結局委員会としては承認するが全体会にも諮って承認を得ること との条件がつけられました。なかなかすんなりとはいきませんが、どうも議会と市長+行政の関係がしっくりいっていないのが気になります。
全体会は27日(金)10時からです。傍聴は自由ですから時間のある方ぜひ一度傍聴にお越し下さい。なお予算の中で大事な財源措置ですがもっとも大きいのが合併特例債の16億7,100円余となっており、これまた市町村合併によるもので皮肉な結果となっています。いずれにしろ四日市市民にはもっともっと関心をもってもらいたいものです。繁華街デモ
◎ 15日( 「脱原発パレード四日市」-さよなら原発。今きっぱりと-が開催されました。博物館前の市民広場でリレートーク(約60分)の後、市中パレード(デモ)を行いました。台風接近の悪天候の中200人を超える参加者があり大きな声でアピールをしました。繁華街は日曜日ながら人出がまばらで若干惜しいのですが、安倍首相の「福島ブロック・コントロール」という無責任発言に対する批判を強調する集会となりました。それにしても福島原発の汚染水問題、今後の台風や地震災害が心配です。
◎ 第31回 公害犠牲者合同慰霊祭(公害患者と遺族の会主催)が行われます。    9月21日(土)10時から 市営大谷霊園「慰霊碑」前です。どなたでもご参列いただけます。ぜひお越し下さい。
◎ 「公害市民塾」9月例会は23日(月)です。秋分の日で休日ですが予定通り開催します。       午後6時なや学習プラザです。議会報告や今後の活動についての話しを進めたいと思います。