市民塾通信『こちら市民塾』 №77 (4月22日)
市民塾拡大例会で実り多い話し合い(21日) 毎月の例会を拡大して実施しました。ポイントを絞るためです。土曜日の午後ということもあって17名の方に参加いただきました。常連の他に市外県外からも来ていただきました。重要項目は二点です。
(1) 「公害資料館」について= ①設立者の四日市市は名称を「四日市公害と環境未来館」と考えているようだが、私たちはあくまでも「公害資料館」として呼びならわし、内容的にもそれに見合うよう要求していく。 ②単にかつて公害がひどかったが今は改善された という流れに終われせることは認められない。被害・患者・訴訟・反対運動の視点を必ず入れる ③展示はもちろん大切だが解説のあり方にも力を入れる ④学習・講座プログラムを充実させる ⑤市民団体の活動場所も保証させる 等々多くの意見が出ました。(2) 7月21日(日)開催イベントについて= ①資料館予定の市立博物館講座室を使用することの意味を確認 ②「資料館」開設の事実を広く市民にアピールする ③「資料館」の意義をより深めるための討論の場とする ④具体的には水俣から講師を招き学習・意見交換の場とする(講師決定) ⑤「市立」ではみられないかも知れない資料・写真の展示をする ⑦基本的には四日市公害の認識を深め「資料館」の内容の充実をはかるため 開催については「入場無料」とするが運営にための諸費用を「協力金」として募金する。 などを確認しました。途中休憩を挟んで約3時間の「拡大」例会は大きな成果でした。開催に向けて皆様の物心両面にわたるご協力をお願いいたします。
[報告] 「なたね通信」が三重県環境学習情報センターのマンスリー展で展示をしているというのでのぞいてみました。内容的には「四日市公害」というより「四日市の水生生物」といった感じでした。日曜日で見学者は多くなかったのですが、野田さんの漁師ぶりに興味深く見入っていました。
「こちら市民塾」№77(13,4,22)
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- 投稿者: 伊藤三男