市民塾通信『こちら市民塾』 №76 (4月9日)
新しい年度のはじまりです。気分一新してのスタートを!
先日お知らせしました四日市市立橋北小学校が開校しました。「東」校舎の跡地利用は決まっていませんが、「西」校舎を使って新しい小学校のスタートです。「みんな仲良く」がモットーのようですから、この際自治会も一つになって再出発してみてはいかがでしょうか。
また、これを記念してということでもないのでしょうが、橋北地区郷土史発行委員会が『ふるさと橋北』という冊子を刊行しました。A4版180ページにのぼる力作です。全10章にわたって「歴史」「文化」「風俗」などがまとめられています。「学校・教育」の項には四日市商業高校が浜一色で創設されたなど、興味深い記述がたくさんみられます。また注目すべき「四日市公害」関連としては「石油化学」との項目で1ページ弱の説明があります。午起海岸が埋立のため遊泳禁止となって第2コンビナートが建設されたとなっています。さらに「昭和35年ごろから、大気汚染や水質汚濁などの公害が発生して、住民の間で〝四日市「ぜんそく〟の患者が増加し裁判になったが、これを機に取り組んだ工場の環境対策の効果がみのって、今や四日市の空気や水は次第によくなり、現在ではその対策を海外から学びにくるほどになった」と書かれています。また「夜景クルーズ」の宣伝までされていますが、もう少し厳しい観点からの分析があってもいいのではないかと思ってしまいます。
◎ 新年度の四日市市人事異動があり、環境部関連では次の方々が新ポストに着任しました(敬称略させていただきます)。 環境部長(須藤康夫)、環境保全課長(人見敏和)、環境部政策推進監(大谷和弘)、 四日市公害と環境未来館準備室室長(樋口知行-留任)。準備室は5階の最奥部となり部長室と入れ替わりです。人員は非常勤含めて8名という大所帯です。
◎ いよいよ第1コーナーを回ったことになります。行政任せではなく「反公害」の視点を大切にした資料館に向けて、市民サイドの動きも活発にしていきましょう。そのための「公害市民塾拡大例会」です。多くのご参加をお願いします。
4月20日(土) 午後1時、四日市市環境学習センター へお越し下さい。