市民塾活動報告いろいろ
石原産業の見学会に行ってきました(11月28日)
年に2更新したボイラー回の工場見学会。春は参加できなかったので久しぶりにみてきました。冒頭の全体会では会社の組織改善や定期修理(なんと経費70億円)などの報告を約30分。その後バスにて場内見学。基本的には更新した施設の紹介です。①自家発電用ボイラー(重油焚き) ②硫黄燃焼炉 ③緊急貯水池 ④計器質DCS ⑤排ガス集塵機 といったところで、確かに真新しい設備となっていました。これらが今年度の定期修理の目玉ということです。終わってからは質疑が設けられました。①塩浜川井町自治会長から「やればできるじゃないか」との評価のあと地震災害(津波・液状化など)への取り組みをもっと強化して欲しいとの、もっともな指摘がありました。②ワタクシ(伊藤)からはバスの案内で素通りだったフェロシルトについて質しました。現残量は20万4千トンで毎月1,000トンのペースで九州に運んでいるとのこと。確かに場内の蓄積量は減っているのですが、まだまだ時間はかかりそうです。また汚染地下水についてはヒ素吸収剤を使って自社内で処理を進めているとのこと。時間も限られており議論の深まりはありませんが、こうした定期的なチェックは大事なことだと思いました。
公害学習を進めよう広げようパネルの見学
 ①11月28日 松阪市内の小学生60人が環境学習センターで「四日市公害学習」。語り部の話を聞いたあとは資料室で説明を聞きます。ガイド役は解説ボランティア受講生の5人。それぞれにパートを分担し小学生に説明。練習の成果は実り短時間ですがわかりやすい話しぶりで小学生にも好評でした。 ②12月1/2日 四日市市人権フェスタに市民塾パネル展示。コンセプトは「公害は人権侵害である」。20枚ほどの写真と石垣りんさんの「あやまち」を組み合わせて、公害が人の命を奪ったとの視点で展開しました。立ち止まって写真をみつめる親子連れなどここでも公害学習が深まったと思います。