市民塾通信『こちら市民塾』 №67(11月19日)
「四人権センターの展示日市公害資料館」の充実に向けて
「(仮称)公害に関する資料館あり方検討会という長い名称の会議の第7回目が本日(19日)開催されました。1年半にわたったこの会議は今回が最終回となります。実質的には去る11月5日の市議会で承認されており、今回はその追認のようなかたちとなりました。環境保全課から基本構想についての報告と、引き続いて基本計画(案)の説明がありました(既に議会で説明済み)。その後各委員から意見の発表がありいくつか細部の指摘もなされましたが、基本的には了承ということになりました。冒頭に田中市長からの挨拶もあり、今後はいよいよ資料館内部の具体化に向けて作業が続くわけです。
副会長から「四日市取材を受ける澤井さん公害と向き合い続けていく姿勢が力になる」との提言があり、最後には会長から「市民全体で盛り上げていくことが大事」との締めくくりがありました。四日市市のみではなく広い意味での「市民」がいかに関心を持って行けるのか、一人一人が問われることになりそうです。
ちなみに「三重県人権センター」(津市)の一角に四日市公害展示コーナーがありますが、実にちっぽけで(写真)開館以来16年リニューアルされていません。一度注文もつけたのですがそのままです。四日市市の博物館も常設展はほぼ20年そのままです。最初に大袈裟にカネをかけなくてもいいので、息の長い継続を願ってやみません。右の写真は会議終了後取材を受ける澤井さん。
 ● 21日(水)市立博物館協議会開催。環境部より「公害資料館」併設問題で説明があり、委員からいくつか意見がでましたが「了解」を得ました。今後は「基本計画」実施のため業者の決定と具体的な設計が12月から始まります。