市民塾通信『こちら市民塾』 №66 (11月5日)
四日市市議会「付帯決議」を解除=「資料館」具体化へ進む。
四日市公害資料館設置についてはこの2月に〔基本計画(立地場所等・・・)を策定後議会への報告の上、予算の執行を行う〕との「付帯決議」がなされていました。この9月議会で環境部から報告されていたのですが「資料不足」との理由で採決が持ち越されていました。それがようやく今日(5日)の予算常任委員会全体会で「解除」されました。
午後4時30分に開会されたのですが環境部から出された資料について何回も質疑が繰り返され、休憩直後の6時40分に採決となり議長の「賛成多数と認めます」の一言で終止符となりました。人数の確認はなかったのですが「反対」はほとんど政友クラブ議員でしたから、出席議員の約3分の2が賛成でした(出席は34人)。批判的な意見の中に「博物館協議会の賛成
の質」について多くありましたし、併設のデメリットにも指摘があり納得できる部分もありました。また終わり際に「この資料館計画は撤退すべき。DVDを作れば十分だ。1千万円もあればできる。」との発言(日沖議員)も飛び出しました。
博物館への併設や名称について複雑な思いもあるのですが、とりあえずは一歩前に出たということでしょう。よりいっそう「四日市公害資料館」としての中身の充実に力を注ぎましょう。
写真は2日に実施された磯津海岸での「公害学習」(伊賀市立久米小学校)の一コマです。みぞれ交じりの強い風でしたが何よりも未来は子供たちのためにあるのです。