市が議会に提案:「博物館」に「四日市公害と環境未来館」!と。 (8月21日)
今日(21日)四日市市が「(仮)公害に関する資料館の整備場所」について、市議会議員説明会で現在の博物館内に設置すると提案しました。現在(5階建て)の2.3階部分を「公害資料館」として整備するというものです。前回の「あり方検討委員会」では本町プラザとの併案でしたが、委員のほとんどが博物館を支持しておりそれを受けた形になっています。また名称については「四日市公害と環境未来館」と提案されており、市長の思いが込められているようです。2年後に開館予定ということですが、中身の詳細についてはこれから検討ということで前途は多難です。いずれにしろ、最終的には9月の定例議会があり現時点での論評は控えたいと思います。詳しくは新聞など(一部フライングがありましたが)をご覧下さい。読み比べることが大事です。ぜひ2紙以上をご覧下さい。
○ さてこのポスター、どこに掲示されているかご存じですか。なんと近鉄四日市駅高架下の掲示板にあります。勿論隣にはわが四日市コンビナートの夜景も。近頃は川崎などと合わせて「四大夜景」と称し、マニアには人気スポットとのこと。「どうぞお好きなように」といったところですが、判決後40年の四日市は果たしてどのように変わったのでしょうか。右側の写真は四日市第2コンビナートの「美しい夜景」の昼間の素顔です。厚化粧に目を奪われてだまされやすいのは世の常。立派な建物の「資料館」ができたとき「仏作って魂入れず」では困ります。どのような資料館にしていくのか。これまでの経緯を考えれば市民塾の責任はいよいよ重大であるといわなければなりません。何を残し何を伝えていくのか、これからが正念場です。
四日市公害資料をひもとく(番外編)
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- 投稿者: 伊藤三男