市民塾通信『こちら市民塾』№34(7/9)
7月24日を迎えるに当たって
「四日市公害訴訟判決39周年・市民集会」が迫ってきました。あと2週間です。キャパ180のホールに200枚もの参加券(300円)を各所に委託しています。立ち見になったらごめんなさい、ということですがこの時期原発がらみの行事もあって体が二つほしい方もいるかもしれません。こちら四日市では公害資料館開設の目処が立ち、場所がどうなるかは心配なところですが、年内には確定することと思います。来年の40周年はイベントも大きくなりそうで楽しみです。
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さて、今回ご紹介するのは四日市公害訴訟を支持する会の「会員証」です。タテ9.8㎝×ヨコ6.5㎝の薄っぺらい紙です。「公害裁判を勝ちぬき、公害患者を救済、公害絶滅を実現させていくための 会員証 1971年」と記されています。裏面には「訴えた人(原告)」「訴えられた企業(被告)」「裁判(口頭弁論)のなかみ」とあり、それぞれ患者9人・企業6社(社名入り)・弁護団50人との説明がついています。そして最後に「あなたも告発人(会員)」として「会費(年、1口100)となっています。会員は「あおぞらバッヂ」がもらえました。会員は個人加盟ですが基本的には公務員系の労働組合員が多く、教職員組合・市役所労組が中心で3000名は超えていたはずです。果たした役割は署名・カンパ・動員(集会や傍聴券)が主でしたが、判決の翌年1973(昭和43年)4月「発展的解消」となりました。現在地元の中日新聞が「39年目の証言」という特集を組み「四日市公害認定患者の会」の元事務局長さんが自らの組織を「薄氷の上を歩くような、危なっかしい組織」だったと回想しています。果たして支持する会はどうだったのか、当時の責任者の方に聞いてみたい気もするのですが・・・・・・。
 7月24日(日)午後1時から 四日市市本町プラザ1階です。ぜひお越しください
        
集会要項は「こちら市民塾」№31に添付しています。ご確認ください。