市民塾通信「こちら市民塾」№7

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ニュースその1 6月11日。四日市市長に「公害資料館(四日市公害資料について保存と学習のための施設)」設置に向けて要望書を提出しました。昨年来私たち「市民塾」は四日市市との連携で写真資料のデジタル保存をはじめとして、「人権フォーラム」「全同教大会人権パネル」「公害写真展」などの企画を成功させてきました。また「語り部」として多くの小学校での出前授業を実行するなどして「みえ環境活動賞」を受賞することもできました。そして現在は多くの資料の整理に追われる日々が続いています。四日市公害にかかわる貴重な資料の数々を目の前にして、それらの保存・活用の重要性を改めて感じています。一刻も早い資料館施設の設置が望まれるゆえんです。

ということでこのたび環境保全課を訪問し市民塾としての要望書を公式に手渡しました。保全課も趣旨をよく理解し前向きに臨んでくれる姿勢が感じられ心強く感じられました。今後はどういった形が実現可能なのか、具体的なイメージを協力して作り上げていくことでまとまりました。なお、要望書は保全課を通じて田中市長に届けていただきます(この項 中日新聞記事参照)。

kouza_kataribeニュースその2 6月12日。四日市環境学習センター主催四日市公害解説ボランティア養成講座開催。四日市公害に関して今までは主として「語り部」が講師役を務めてきましたが、今後はそうした解説役をより多くの市民にやっていただこう ということで学習センターが独自にして初の企画を立ててくれました。意欲的な8名の受講者の参加がありました。

まず主催者の趣旨説明、「語り部」による概略説明しスライドの紹介。資料室の案内そして相互の意見交換。で2時間があっという間にすぎました。あくまでも今回がスタートであり、今後も回を重ね実際の解説役がこなせるようスキルアップしていきたいと確認しあいました。これからも是非多くの方が参加してくださるようよろしくお願いします(この項 写真参照)。