「四日市公害を忘れないために」市民塾・土曜講座第6回(4月26日)
DSCF3306労働者の語る「反公害」が小学生を勇気づけていた!
前回の「野田人気」に負けず満席状態。今回はともに企業人が語り合いました。「語り手」はもとコンビナート労働者にして現「語り部」。そして「聞き手」は30歳若い現役企業マン。職種もプラント相手の現場技術者とかたや花形「ITー半導体」製造に携わるという異業種。山本氏はまず労働現場の実態から始まって、その中で働きつつ反公害運動に関わった経歴から、現在の「語り部」に至るまでの道のりを力強く話してくれました。「聞き手」は公害裁判判決の年の生まれで、そのギャップがなかなか面白く、会場の参加者も興味深く聞き入っていました。
後半の意見交換でDSCF3310は、市内の小学校教員から山本氏の話を聞いた児童が、そのことの意味を生活の中に生かした行動をとることが出来た、との話があり、一同思わず感激の拍手となったのです。その他にも会場からは「企業に対してもっと厳しい対応が必要だ」との意見も出て、公害患者の遺族のかたから謝辞が飛び出すなど、参加者みんなが一体感を持つことも出来ました。「聞き手」の武山さんは自宅からデッカイTVを搬入し自ら撮影した写真を写すなど、これまでにない雰囲気の講座となりました。ご両人どうもご苦労様でした。
次回(5月17日)はいよいよ澤井余志郎さんの登場です。多くの人出が予想され会場設営に一工夫必要のようです。
◎第9回「特別講座」について、「全員参加型」の話し合いを提案しました。詳しくは次の「こちら市民塾」にて説明します。