「四日市公害を忘れないために」市民塾・土曜講座4回目は22日(土)です。
いよいよ現地「語り部」さんの登場。まずは谷田輝子さんにお願いします。
1972(昭和47)年、四日市公害訴訟の判決がおりた7月24日から一ヶ月半の9月2日、当時四日市市内の小学校4年生だった谷田尚子さんが、気管支ぜんそくの発作により幼い命を落としました。児童生徒では3人目、認定患者全体で69人目の四日市公害による犠牲者となりました。今回の「語り手」である輝子さんはそのお母さんです。現在80歳にもなろうかという輝子さんですが、ジーンズショップの大番頭のかたわら。四日市公害患者と家族の会の代表として毎年の「慰霊祭」をとりしきっていただいています。昨年は三重テレビに大きく取り上げられたり、小学生に語りかけたり元気に行動をしてみえます。公害で我が子を亡くした母親の思い、そして公害のない社会への願いなど貴重なお話がうかがえます。また「聞き手」として環境学習センターで大活躍の谷崎さんが参加してくれました。老若の「谷・谷」コンビできっと盛り上がることでしょう。午後1時30分、本町プラザ4階にぜひお越し下さい。写真は慰霊祭での谷田さんです。
◎ 四日市市が新しい資料館の「語り部・解説員」募集のための講座を開きました。
15日(土)約30名が応募。午前中の講義と資料見学の後、午後はバスに乗ってのフィールドワーク。塩浜小学校から磯津海岸(野田さんのお話)から公民館前の測定局見学。近くの水産物工場で干物のお買い物付き。さらに北上して霞ポートビルと見どころ満載のツアーとなりました。いよいよ来年3月の開館が待ち遠しくなりました。写真は磯津海岸での野田さんです。