衝撃の日々・・・・・。(3/13)
3月11日(金)午後3時35分以降、日本列島は未曾有の大地震と大津波に襲われ、自然災害の恐ろしさを思い知らされています。その悲惨な状況はTV・新聞で克明に報道されていますから繰り返しませんが、亡くなられた皆さんのご冥福を祈るともに行方不明の方のお一人でも多くの生還を願うばかりです。私たちもできる限りの支援と協力をさせていただきたいと思います。
公害問題に関わり続けている私たちとしては「原発」と「コンビナート」について、その危険性を指摘続けてきただけに怒りさえ感じています。ここでは「コンビナート火災」について少し書いておきたいと思います。
千葉県市原市のコスモ石油千葉製油所で大規模な火災(爆発)が起こり、二日後の今も鎮火していません。コスモ石油は大協石油と丸善石油が合併したものであり、大協は戦前四日市に「四日市製油所」を設立しました。戦後は「午起(うまおこし)製油所」を増設し、四日市における第2コンビナートの基幹を成していますが、過去何度かタンク火災事故を引き起こしています。さらに四日市市南部の塩浜地区には第1コンビナートの中軸として「昭和四日市石油」があります。
この二つの工場の共通点は一般市民の住家と近接している点です。特に昭石の場合は工場の境界と幅10㍍たらずの道路一つで隔たっているだけなのです。しかも周辺地下にはガスや油の導管が網の目のように埋設されており、「もし事故が起きたら」と考えるとぞっとします。四日市公害裁判では「立地上の問題」も指摘されています。早急に点検と安全対策が不可欠です。 (写真は昭石のタンク群と民家です)
いずれにしてもまだまだ被害実態は拡大するばかりでしょうし、遭難された方はこのHPもご覧いただけないと思いますが、頑張りましょう!