市民塾通信『こちら市民塾』 №103 (5月19日)
「四日市公害を忘れないために」市民塾・土曜講座 第7回(5月17日
DSCF3377澤井余志郎氏登場で超満員! 「綴り方」活動の思いの丈を語る。
DSCF33716回目までの流れを分析して今回の人出は多そうだと踏んで、会場は机を排除し椅子のみを70席用意。まさにドンピシャ。「超」の付く大入りとなりました。さすが「真打ち」余志郎翁の語り となりました。「聞き手」のお二人はかねてから四日市公害学習に取り組んでいて、さらに澤井さんの原点でもある紡績工場時代の「綴り方」活動にも興味津々。前半は約70分にも及びました。
戦後間もなく東亜紡織泊工場に就職しそこで出会った女子工員達の生活実態に触れ、さらに山形での「やまびこ学校」に触発されての生活綴り方。その結果、澤井さんは会社を追われることになったが、その経験が後の公害記録につながったと語る。「自負」との言葉が印象に残りました。盟友ともいうべき野田之一さんとの50年に及ぶ付き合いを感慨深く語ってくれました。「聞き手」も「書画カメラ」を持参して会場に様々な画像を投影して充実した2時間となりました。会場は熱気が覆うほどでしたが、まさしく本講座のハイライトとなりました。ちなみに取り寄せた『ガリ切りの記』10冊はもちろん完売でした。
次回は 2週間後の31日(土) 裁判当時三菱化成にお勤めであった今村さんに伺います。これまたきっと「目からうろこ」のお話になりましょう。ぜひ ご参加下さい。