市民塾通信『こちら市民塾』 № 93 (12月30日)
一年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
2013年DSCF1838案内、今年もまたいろんな事がありました。日本国全体としましては安倍政権による暴走が目立ち、「経済上向き」の流れに覆われるようにして危険な予感がしてなりません。福島の原発は何ら解決の兆しは見られないのに「原発ゼロ」の方向性がゆがめられようとしています。また「秘密保護法」の強引な採決や靖国参拝などアベノリスクの蔓延で年末を迎えようとしています。国民の自覚と抵抗が一層問われる来年になると思います。
さて、わが「市民塾」にとってはなかなか有意義な一年ではあったと感じています。もっとも大きかったのはやはり7月28日の「四日市公害を忘れないために」市民の集い でありました。四日市市との「共催」が実現したこともさりながら、水俣から吉永利夫さんに来ていただいてお話を伺うこと事が出来ました。さらにCTYと三重テレビから映像をお借りして上映できたのも画期的な事でした。昨年の「40周年」で途切れることなく、新資料館のオープンに向けておおきな意義があったと思います。「語り部」活動も相変わらず多忙で、年明けの1月には10件近い学習が待ち構えています。2月には水俣訪問、12月は新潟での「資料館ネットワーク」参加と全国交流の広がった一年でもありました。そしていよいよ来年は早々に「市民塾・土曜講座」のスタートです。マスコミはいろいろ取り上げてくれていますが、市民の受け取り方はどうなのか期待と心配半々といったところです。皆様2014年もよろしくお願いいたします。
土曜講座第1回は1月18日。四日市公害訴訟弁護団事務局長を務めていただいた野呂汎さんです。貴重なお話です。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。