市民塾通信「こちら市民塾」№54 (12.05.22)
昨日の金環日食はいかがでしたか…・・。
日本のみならず世界各地での「天文ショー」。残念ながらこちら鈴鹿や四日市は曇り空で観察できませんでしたが、TV映像で見るだけでも宇宙の神秘を感じさせてくれました。人間の力の介入しない世界の魅力といったところでしょうか。 このようにして宇宙は歴史を積み重ねてきたわけですから感慨深くもあります。
25周年97.7.13さて「こちら四日市」は「公害訴訟判決40周年」を迎えるわけですが、私たち『四日市再生「公害市民塾」』の歴史は、開塾以来15周年となります。つまり「判決25周年」の1997(平成9)年がスタートです。この年は、この日に慰霊祭や三菱油化への立ち入り調査及び「考えるつどい」が開催されました。主催は四日市公害と戦う市民兵の会のメンバーですが、このとき澤井さんから、今後の恒常的なグループとして「市民塾」が提案され月一回の例会が確認されました。8月24日が第1回目として開催され約40人が参加。澤井さんからの趣旨説明や今後の活動提案がなされ、松葉弁護士の公害裁判に関する講演(写真)及び8㍉映画「白い霧とのたたかい」を鑑賞し、正式なスタートとなりました。以降、途中参加者が減少し隔月の時期もありましたが、一回も欠かさず15年間を継続してきました。直前から始まった(当初は澤井さん個人で)語り部学習会は年々参加校が増えてきました。資料館建設も具体的になってきました。この塾から巣立った「なたね通信」も自立した活躍ぶりです。「市民塾」もさらなる充実と飛躍を目指して頑張って行きたいものです。
なお。資料館については今日、四日市市議会に市長から「場所」が提案されています。市立の既設施設の改造として「博物館」と「本町プラザ」の2案とのこと、この先議会の承認が必要で着地点不明確ですが、いずれにしても「中身」が大事ですし早く決定してもらいたいものです。