市民塾通信「こちら市民塾」№14

第28回「四日市公害犠牲者合同慰霊祭」9月20日。四日市市北大谷墓地内慰霊碑前(四日市公害患者と遺族の会主催)さすがに猛暑は少し和らいだのですが、それでも例年よりは日射しの強い中、参列者は約40名。患者さんよりは遺族や支援者の方が多かったようです。新聞社はおそろいで翌日の地方版には各社揃って掲載しましたので四日市の方はご覧になったかと思います。

2010_0920_01今回は四日市公害訴訟弁護団事務局長の野呂汎(のろひろし)さんがお見えになり、献花とご挨拶をいただきました。また四日市市長からのメッセージを環境保全課の市川課長が代読(後で挨拶も)。さらに最近恒例となったご遺族・石田さんによるウクレレライブ「わたしの名前はホタルです」の熱唱も。終盤のメッセージでは市民塾も機会を与えていただき伊藤(三)から「澤井資料保存作業の現場」「語りべ活動」「小学校公害学習の成果」について報告しました。コンビナート各社にも参列を呼びかけたとのことですが、一社も顔を見ることはできませんでした。

28回目ということは判決10周年から始まったわけですが、今なお459名の患者の存在は「四日市公害」のことの大きさを物語っています。資料館設置についたは幾分明るい見通しが立ちつつありますが、行政任せにするだけでなく市民一人一人の熱意と努力が不可欠です。「工場萌え」や「B級グルメ」に流されないよう頑張りましょう・