「四日市公害を忘れないために」市民塾・土曜講座10。いよいよ最終回です。
トリは「吉村功さん」の登場です。
新年早々にスタートしたのがつい昨日のようですが、とうとう最終回が迫って来ました。今回ご登場願うのは吉村功さん。1937年生まれ、名古屋市在住。四日市公害訴訟まっただ中の1969年(当時名大助教授)学生達と一緒に四日市を訪れ、澤井余志郎氏と出会います。翌年には 「四日市公害と戦う市民兵の会」 を立ち上げ、機関誌 『公害トマレ』 を刊行します。同誌は1979年、100号まで発行され続けました。市民兵の会のメンバーは学生・教員・公務員・会社員など多様でしたが、年齢層は20代から30代半ばという若さでした。理論的な学習も欠かさなかったのですが、実践的行動的な若者らしい活動を繰り広げていました。
市民兵の会は代表を置かず吉村さんも「一兵卒」に過ぎなかったのですが、経済的に大きな支えとなっていただきました。1970年前後の時代状況とともに、当時の若い世代が何を願いどう行動していたのか、いろんな質疑を期待したいと思います。写真は市民兵の会が主宰した「第二期 公害市民学校」の風景です。1971年ですから判決前です。中央の和服姿が患者の会会長の山崎心月さん。吉村さんも写っていますがおわかりですか。
では7月19日(土)午後1時30分。最終回への多数の方の参加をお待ちしています。
市民塾・土曜講座10 (14,7,19)
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- 投稿者: 伊藤三男
- カテゴリ: 教訓は・・