「四日市公害を忘れないために」市民塾・土曜講座 いよいよ始まります!
昨年の政治の動きを見てみますと今年は「脱原発」「護憲」にとって一層厳しい年になりそうですが、「一騎当千」の意気込みで頑張りましょう。いよいよ市民塾では「土曜講座」が始まります。まず第1回は四日市公害訴訟弁護団の事務局長を務めてい野呂弁護士ただいた弁護士の野呂汎(ひろし)さん にご登場願います。詳しくは当日のお楽しみということですが、1930(昭和5)年のお生まれで今も現役として名古屋に法律事務所を構え、文字通り「かくしゃく」としてお仕事を続けてみえます。振り返ってみますと四日市訴訟提起の1967(昭42)年の頃は37歳という若さであったわけです。それから5年、コンビナート6社との厳しい闘いの結果「原告勝訴」の受講票判決を勝ちとったのです。数十名に及ぶ大弁護団の中心的存在として尽力された野呂さんのお話は、四日市公害を学ぶ上で不可欠の内容があると思います。ぜひお聞きいただきたいと思います。左の写真は裁判当時の野呂さんです。参考書籍としまして 『公害・環境訴訟と弁護士の挑戦』 (2010・法律文化社、3000円)があります。全国の公害訴訟が対象ですが四日市編を野呂さんがまとめてみえます。ぜひ「予習」をしていただくことをお勧めします。
さて、新しい年の幕開けですが四日市の公害資料館「四日市公害と環境未来館」に向けての具体的な作業が進みます。造作業者の入札間もなく締め切られ月末には落札となり市議会に諮られ、順調にいけば4月からは工事が始まります。図面上の資料館がどんなかたちを持つのか、しっかりと意見を届けたいと思います。「土曜講座」を「軸にしながらいかに「市民資料館」が出来上がるのか、意義ある一年にしていきたいと思います。皆さん よろしくお願いします。 「受講票」 も用意しました。事前申し込みお待ちしています。好評受付中です。