ハマヒルガオは今年も・・・・・・・・

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ここは四日市南部の吉崎海岸。数年前の市町村合併で「市」の一部となったのだが、今は貴重な四日市の海辺、数百メートルの砂浜が残り可憐な「ハマヒルガオ」が群れて咲く。転変地異はあれどまるで素知らぬように初夏の海辺で花を開く。かつて「潮かをる北の浜辺の / 砂山のかの浜薔薇よ / 今年も咲けるや」と詠んだ夭折の歌人が偲ばれたりする。大震災も原発もどこ吹く風と、屈託なく釣り糸を垂れる人たちも見えるのだが、その対岸には工場群の煙突やタンク。そういえばこの歌人はまた北国の「ふるさと」に涙したのだが、今、放射能に追われて「故郷」を離れなければならない人々の心中はいかばかりか。

中部電力が首相の「要請」を受け入れて浜岡原発を全面停止しました。2,3年後の「再開・・・」問題を危惧するのですが、とりあえずよかったと思います。各地でアピールを続けた若い人たち(もちろんそれ以外も)の声が、届いたのでしょう。まだまだ「廃炉」に向けて運動を続けていきましょう。それにしても、東電などから「埋蔵電力」が次々と出てきて「電力不足」と騒ぐのはマスコミの「風評」のように思えてなりませんが。また、原発とは別にコンビナートの防災対策について県知事に申し入れをしようと考えています。

 「公害市民塾」の活動
 7月24日の「判決39周年 市民集会」に向けて準備が進んでいます。「協賛団体」との協力関係もほぼできあがり、講演は池田理知子さん(国際基督教大学教授)に引き受けていただきました。専門は「コミュニケーション学」ですが、何回も水俣市を訪れ「語り部」の意義を高くとらえ、「語り継ぐ」ことの大切さをお話しいただきます。市・県外の方もたくさんご参加ください。
 継続中の月例会における「四日市公害勉強会」。いよいよ5月は『四日市公害裁判』に入ります。判決の中身と意味、そして裁判を支えた人たち・・・まさに「佳境に入る」こととなります。既にレポーターである阪倉氏の方から「予告編」がHPに流されています。実に楽しみなひととき、ちょっと1回(60分)ではもったいないような気もします。ぜひ お誘い合わせの上お越し下さい。