「四日市公害と環境未来館」入館者対応あれこれ
開館以来二ヶ月足らずで入館者が一万人を越えたのは慶賀の至りですが、質的な充実はこれからといったところです。一般入場に加えて団体入場が増えてきています。コンビナート企業が社員研修、市役所が新人職員の研修にと利用しています。今日(13日)は市内の小中学校の社会科担当教員研修会がありました。塩浜小学校を模した研修室で市に登録された「語り部」が講話を行い、その後2階を見学(ここは市職員の説明ーなかなかわかりやすい!)して回ります。小中併せて約60名の参加ですが時間不足は否めません。また「語り部」も従来の市民塾「語り部トリオ」ではなく、残念ながらリアリティ欠如の感はあります。しかし、この研修室、写真に撮ってみると窓の外にコンビナートの煙突やタンクがみえて、それなりの臨場感はあります。いずれにしてもこうした「研修」がどれほどの「効果」を上げることが出来るのか、教育委員会はハッパをかけているようですが、一回限りのスケジュール消化に終わらないようしっかりやって欲しいと思います。研修を受けた人がいかにリピーターとなっていくか、あるいはそう仕向けていけるか、主催者側の「やる気」が重要であるといえましょう。
◎ 四日市再生「公害市民塾」5月例会ー16日(土)午後1:30~ 「じばさん三重」2階市民活動室 「四日市公害訴訟について」。『きく・しる・つなぐ 四日市公害を語り継ぐ』がテキストです。
四日市公害資料館
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- 投稿者: 伊藤三男
- カテゴリ: 特集「公害資料館設立」