市民塾通信『こちら市民塾』 №142 (11月30日)
市民塾例会報告(11月21日)澤井さんをめぐって盛り上がる!
2015 11220040この日は参加者が15名。会議室が狭くて困るくらいでした。何しろ勉強会のテーマが「澤井余志郎さん」。ご本人は体調の関係で欠席でしたが賑やかに盛り上がりました。写真にあるのは澤井さんの原稿や聞き書きが掲載された雑誌や単行本です。古くは1955(昭和30)年の『婦人公論』から近著『ガリ切りの記』まで多様です。一度整理をして目録を作りたいと思っています。
1928(昭和3)年に浜松で生まれて以来、16歳で工業学校を出て四日市の陸軍製絨廠へ。敗戦後半年ほど帰郷したきりでほぼ70年を四日市で過ごしてきた澤井さん。紡績工場での生活記録で「解雇」、就職した三泗地区労では労働争議で不当逮捕。そして四日市公害に出会ってからの「記録」まさに「世のため人のため」の人生を送って来たわけです。いまなお「語り部」として活躍中であり、敬服の至りです。
原稿掲載雑誌では『朝日ジャーナル』・『思想の科学』・『市民』・『婦人教師』などは既に廃刊になっており、その意味でも貴重な資料と言えます。
◎ 市民塾例会12月は19日(土)。13:30~ 「じばさん三重」2階活動室。勉強会テーマは「企業人としてみた四日市公害」です。 塩浜在住・もと三菱化学勤務の今村さんの貴重なお話です。本年最終です。ささやかながら「忘年」で茶菓を用意します。ふるってご参加下さい。
◎ 12月6日(日)「じんけんフェスタ」に出展します。9:30~ 四日市市文化会館展示棟2階。紺野美沙子さんの講演もあります。
◎ 12月12日(土)・13日(日)「公害資料館連携フォーラム」 じばさん三重 
◎ 「四日市公害と環境未来館」+「博物館」+「プラネタリウム」=3館併せた総称が決まりました。
   「そらんぽ四日市」です。64通の応募の中から選ばれました。近日中に館内に掲示されます。
    可愛がってやって下さい。