市民塾通信『こちら市民塾』 №133 (7月16日)
「四日市公害を忘れないために」市民の集い2015 
映画『白い霧とのたたかい』について
この映画はIMG 21967年9月に、三泗地区労働組合協議会(三泗地区労)によって製作された作品です。つまり同年9月1日に提訴された四日市公害訴訟直前の四日市の生々しい現実が映されています。撮影は当時のプロが協力をしてくれて、30分に収められています。8㎜をダビングしているため画像が荒れていますが、ナレーションは明瞭です。機関誌(このタイトルは「四日市公害訴訟を支持する会」の機関誌名)には「製作意図」として次のように書かれています。『四日市のような石油化学コンビナートの既設地では、「公害は発生源で解決する」ことであり、公害によって被害を受ける住民が、発生源で解決されるよう市・県・国・企業をしてそうさせる。つまり「公害反対運動は住民闘争ですすめる」ことだと考えます。この映画は、その二つの基本について成果をあげていくことをねがって製作しました』。
こうした製
作者の意図をしっかりと学び取っていきたいと思います。ちなみに「地区労」はその後の労働運動の再編成の過程で消滅し、当時の自治労や教組が分断状態にあるのは残念なことです。
◎ 「市民の集い2015」は20日(月・祝)13:00開場 13:30開始 「四日市公害と環境未来館」1階講座室。参加無料。
◎ 四日市再生「公害市民塾」7月例会 18日(土)13:30 「じばさん三重」2階活動室。どなたでも参加フリーです。