市民塾通信『こちら市民塾』№43(11/20)
石原産業工場見学-いまだフェロシルト22万トン・・・・・。
11月18日(金)午後、何かと話題の多い石原産業が今年2回目の工場見学を実施するとのことで、連れ立って出かけました。日程は①13:00 小林工場長挨拶 ②13:10 農薬関係説明 ③13:35 技術研究棟(有機合成開発プラント)見学 ④14:30 排水溝・緊急貯水池(工事中)見学 ⑤15:15 質疑応答 (終了15:45) 参加者はマスコミ以外で23名(内市民塾関係7名)で場内はマイクロバス2台で巡回。
◎説明の要点は ・20年6月以降織田社長(当時)のコンプライアンス宣言に沿って改善を進めた ・三重県からの指導もあって防災訓練も行い対策を立てている(緊急貯水池はその一環) ・農薬(有機中間体)の開発等々。
◎工場内は2年前の視察時に比べるとかなり「きれい」に整備されている。また見学ルートも実験室や制御室まで入っておりオープンになったなという感じはした。ただ見えない部分はどうなっているのか不詳である。
◎最後の「質疑」の際には、前段の説明で触れられなかった3点を質した。 ① 場内にあるフェロシルトの処理状況→【回答】50万㌧あったものが現在22万㌧となっている。一ヶ月1000㌧を九州まで運び(トラック+フェリー)処理している。瀬戸の分(10万㌧)もあるので遅れているが平成27年3月末までには終える予定。処理業者を探すのはなかなか大変だ。[注:この計算ではどう考えても20年かかりそうだが、工場長は「いや、やります」と強弁する] ② 工場敷地の汚染地下水の処理は→【回答】海岸堤防近くの箇所で汲み上げて工場内で処理しているが時間はかかる。 ③ 排水量が多すぎる→【回答】以前は一日10万㌧あったが現在は7万㌧に減らしている。希釈はしていない。 他に決算は好転しているとの説明もあり。 
果たして真の改善はいかほどのものとなっておりましょうか。 

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