市民塾通信「こちら市民塾」№27(3/28)
深まる「四日市公害学習」
東電福島原発は全く収束点が見えず、TVでの解説を聞いていても苛立ちさえ覚えます。世界各国の協力を得ながら大胆かつ迅速な対応を頼むばかりです。

市民塾例会の様子をお伝えします。まずは朗報「公害資料館」に関連した四日市市の予算案が、23日無事議会の承認を得たこと。当面1000万円、3年がかりで2億円という大きなお金です。いよいよ4月から具体的なプランの検討ということになります。
2011_0328_191057-DSCF2410

3回目の勉強会。テーマは「四日市公害とコンビナートの形成」。今回は若手が担当でパワーポイントを用いての学習となりました。「四日市ぜんそく」患者はいつ頃から発生したのか、発生地域との関連、患者数の暦年変化、等々グラフによる分かり易い説明。また元素記号や化学式も登場して文字通り「勉強会」となりました。子どもたちに伝える時にも、伝える側が身につけておかなければならない「基礎力」といえましょう。この中でも話題になった「硫酸」に関しては、石原産業を摘発した田尻宗昭さんの『四日市・死の海と闘う』72年岩波新書)は貴重な記録です。是非お読みください。
4月例会は25日、勉強会は「裁判に至るまでの公害反対の動き」が中心となります。担当していただける方ありましたらご連絡下さい。
今年判決39周年を迎えます7月24日は、資料館を軸に据えての「市民集会」を開催します。多くの方のご協力お願いします。