「(仮)四日市公害と環境未来館」(公害資料館)に向けて市が大学などと協定 (10月28日)
03昨日、来年3月末に開館予定の公害資料館の活用に向けて。四日市市は近隣の教育機関と協定書を締結しました。対象は(市長を挟んで右から)名古屋大学大学院環境学研究科・三重大学・鈴鹿工業高専・四日市大学の4校です。開館後は学生を研修やボランティアに積極的に参加させ、また教員を講師に派遣するなど協力体制を整えるとのことです。いわば官・学協働であり資料館の活性化と言った点からも評価してよいことでしょう。これは市民塾・土曜講座での環境部長の発言が具体化されたわけです。しかし、調印した4校の学長さんたちが環境学習センターや磯津の海岸などを、これまでに訪問したことはありません。また、いずれの学生もゼミなどの授業の一環を除いては、「自主的に」四日市公害を学んでいるようすは、全くといっていいほどお目にかかっていません。はたしてどのようなカリキュラムが組まれるのか、DSCF4078学生の積極的な姿勢が育てられるのか。前途は不透明ですが、大いに期待はしておきたいと思います。
○ 塩浜地区市民センターで面白いDVDを借りてきました。「塩浜のあゆみ 歴史と文化」で、地区在住の個人が製作されたとかで、60分の力作です。技術的には決して高いものではありませんが、収録された資料映像などはなかなか豊富で、貴重な動画も含まれています。まだまだ四日市公害関連の資料は発掘の余地は十分にありそうです。