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カテゴリ: こちら市民塾

市民塾通信『こちら市民塾』№40(10/10)
「公害資料館」充実のために 
 いよいよ現実味を帯びてきました「四日市公害に関する資料館」(市の仮称)の開設。具体的な場所は12月ごろに決定・発表されるようですが、既に来年3月までのプランニングについては業者が決定し作業に入っています。学習センターも訪れ資料の点検作業を行っていると聞いています。市教育委員会も本腰を入れて現場への指示も強化しつつあるようです。こうした行政の動きに比べ、むしろ民間・市民サイドの動きが見えにくいようです。市民塾も資料館施設の中身の充実に向けて行政への要望を打ち出していく必要があります。現段階では澤井資料を中心に平面的なもの(ペーパー類・写真)はかなり多いのですが、立体的な資料が決して十分とは言えません。

現在、環境学習センター内の「公害資料室」には次のような器具が設置されています2011_10090005
①空気清浄機 ②大気テレメーターシステム ③大気汚染測定装置(浮遊粒子・SO2) 二酸化鉛法 ④降下煤塵測定器具 これらはいずれも旧式の器具で当時を偲ぶ貴重な資料と言えます。やはりこうした立体的な展示物は資料館には欠かせません。もっと私たちで知恵を出し合い提案していきたいと思います。たとえば「ジオラマ」「コンビナート模型」「黄色いマスク復元」等々。あるいは企業にも働きかけて提供してもらう。実現の可否は気にせずどんどん出していくべきでしょう。皆さん方(特に全国で公害に苦しみ闘っている方)にも是非ご協力をお願いします。10月15日(土)午後 四日市市環境学習センターにて相談会(知恵の出し合い)を行います。ご参加下さい。遠くの方はメールで。