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カテゴリ: こちら市民塾

市民塾通信「こちら市民塾」№19(12/07)

2010_1203_02【報告】① 3日 四日市市日永小学校「公害学習」。5年生4クラス(約100名)の児童と語り部の交流。活発に質問が相次ぎます。後で先生方に伺うと事前学習に10時間費やしているとのこと。当日の90分のための貴重な準備。何事も「仕込み」が大切。少しでも子どもたちの記憶の中に残ってくれればと思うばかりです。

② 4日・5日 三重県北勢地区「じんけんフェスタ2010」に参加しました。四日市市人権センターの依頼を受け文化会館展示棟に展示。割り当てられた壁面が想定の倍近くもあり、たっぷりと写真・パネルで埋めることができました。他団体の多くが児童のポスターや標語で間に合わされている中、我々の展示はひときわ個性的で立ち止まって見入る人たちも多かったように思います。今回は『「公害」は人権侵害である』との主張を前面に押し出しました。人々の心に届いてくれれば幸甚です。

【重ねてのご案内】 当通信№18でもお知らせしましたように、市民塾では月一回の例会を利用して「四日市公害お勉強会」を実施します。予定は来年1月からですが、この12月例会は準備のための話し合いをします。遠くの方はご参加いただくのは大変ですがご意見などありましたらお届けください。詳しくは「趣旨」「内容」を添付しましたのでご覧ください。よろしくお願いします。

{slide=学習会の内容}
四日市再生「公害市民塾」連続お勉強会
四日市公害のおさらい
1,前史四日市港湾の形成過程を振り返る(戦前編)
四日市港はどのようにしてつくられたのか。
埋め立てと工場地帯の形成の歴史
「四日の市」から稲葉三衛門そして大協・石原に至るまで

 2,海軍燃料廠を巡って燃料廠の成立経過とその役割
戦後の払い下げの経緯とコンビナートの形成

 3,四日市公害の発生コンビナートとの因果関係
公害の形態(水質汚染、大気汚染、被害の実態)

4,公害反対の動き漁民一揆、抗議行動、裁判提起、支援組織の形成

 5,四日市公害訴訟をめぐって裁判所の内外、口頭弁論、判決に至るまで

 6,勝訴判決の分析米本判決が提起したもの

7,判決以降の四日市運動団体の動向、取り組んだ課題霞埋め立て・ヘドロ浚渫・入り浜権

 8,重要課題
磯津寺子屋・二次訴訟・油化河原田進出阻止・橋北あおぞら訴訟・財団問題 実施の方法・趣旨
①月1回の例会内で1時間程度
②各項目で担当者を求める
③12月は方向性について議論を煮つめ来年1月から実施
④目的は「四日市公害」の基礎を学び直す
⑤あらたなメンバーの呼びかけとしていく
⑥「資料館」に何が求められるのか、歴史を見つめ直すことによって再発見する
⑦その他 {/slide}

{slide=四日市再生「公害市民塾」お勉強会へのご案内}
四日市公害にかかわる資料館の建設も次第に現実味を帯びてきています。四日市公害裁判の「勝訴」判決から再来年で40周年を迎えます。しかし、依然として「公害患者」459名の現実があります。産業廃棄物は無限に捨てられ続けています。
大気や海水の汚染は完全になくなったといえるのでしょうか。まだまだ「四日市」の課題は多く存在しています。
市民塾は月1回の例会を実施していますが、もう一度足元を見つめなおすため、さらには新たな仲間を求めるという期待も込めて「勉強会」を連続したいと思います。
例会の中の約1時間程度を使って一年通して行います。是非多くの方のご参加をお願いします。要綱は次の通りです。

 毎月第4月曜日
 例会は午後6時30分からですが「勉強会」は午後7時~8時とします。 
 【12/27・1/24 ・2/28・3/28……となります】
 会場は 「なや学習プラザ」2階研修室
 会費は原則無料ですが会場費としてお一人200円ご協力ください。
 どなたでも自由にご参加ください。
 当日「飛び込み」で結構ですが、事前連絡いただきますと準備に助かります。
来年1月から実施予定ですので、12月(27日)はその準備会としての意見交換会とします。また年末でもありますので紅茶とケーキでの年忘れといきたいと思います。

追伸
  パソコンご利用の方  「市民塾」のホームページはご覧いただいていますでしょうか。だいたい一週間に一度は新しい記事をアップしていますのでぜひごひいきのほどよろしくお願いします。

 ◎ 以上につきましては 携帯(090 3151 8971)
  もしくは メール(このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。) いずれも伊藤三男まで
  ご連絡ください。 {/slide}