市民塾通信『こちら市民塾』 №135 (8月13日)

四日市再生「公害市民塾」近況報告。

2015 08090013

 3月の「四日市公害と環境未来館」オープンに伴い、隣接する「じばさん三重」2階に「市民活動室」が開設されました。ここは四日市市の「エコパートナー」として登録をすると無料で使用することができ、「市民塾」も月例会場所として利用しています。また例会内容も毎回『きく・しる・つなぐ 四日市公害を語り継ぐ』をテキストにしており、従来とは違った方たちが参加をしてくれるようになっています。4月以降10名前後で8月は12名でした。判決直後の1972年9月に亡くなった谷田尚子さん(当時小学4年生)を偲んでの話し合いとなりました。母親の輝子さんにも参加をいただきました。尚子さんをテーマにしたマンガを制作中の矢田恵梨子さんからも意気込みを聞かせてもらえました。9月中には完成の予定ですのでご期待下さい。

◎「四日市公害と環境未来館」は夏休みに入って入場者も多く、特に小中学生が多いようです。夏休みの「自由研究」のテーマにしていて、熱心にノートに書き留めています。四日市大や三重大の講座も開設され「四日市公害」の学習が広まっているようです。ただ、「四日市公害に市民がどう向き合ったのか」→ 「反公害運動」に触れられていることが少ないようです。「市立資料館」の弱点と言えるわけで、これを補うのが「市民塾」の役割だと考えています。市民サイドの視点をどう打ち出していけるのか。ぼちぼち整理していきたいと思います。

◎「市民塾」9月例会は19日(土)13:30~ 「じばさん三重」2階。テーマは「野田之一」さんです。 
◎「四日市公害犠牲者合同慰霊祭」9月26日(土)10:30~ 四日市市営北大谷霊園にて。