市民塾通信『こちら市民塾』 №88 (10月01日)
今さらながら「よっかいち」を考える!
四日市市は人口31万人、三重県下最大の「都市」です。しかし近隣の市町に比べるとイマイチ「売り物」が乏しくて、結局「四日市公害」が浮き彫りになります。「公害を克服した街」四日市ともいいますが、市民の一人一人はどんな努力をしてきたのでしょう。四日市立「四日市公害と環境未来館」のオープンがあと1年半に迫っています。市民全体の関心の薄さが気になるところです。むろん「反対!」と旗を振る人がいないのは救いといえば救いなのですが・・・・。
◎ 市議会傍聴ー9月27日(金)13:00~16:30 今回は6日の常任委員会を受けての全体会で全議員が出席。ただし本会議場ではなく全員協議会室。いつものように質疑をする議員はだいたい決まっているのですが、議題は「博物館」全体改修に関わる補正予算の審議。総額23億円余は既にお知らせしましたが、質問は資料館の中身ではなく「安全対策工事費」3400万円と太陽光パネル設置工事費2900万円に集中します。細部にわたる資料請求がありまた市幹部の答弁も堂々たるものが不足していて、議員の追及が収まりません。結局、この日は「承認」にいたらず月曜日(30日)に持ち越しとなりました。
そして30日は10:00~15:00の長丁場。最終結論としては補正予算は「承認」とはなりましたが、いっぱいの「条件」がつけられました。詳細は省きますがとりあえずこれで日程は進んでいく目処は立ったのですが、行政サイドは「条件」を満たすための書類作りに追われることになります。資料館準備の遅れが心配です。
干潟造成?工事◎ 吉崎海岸の不思議な工事ーこの海岸はもともと楠町ですが合併で四日市市の一部となりました。ここでいま「作澪干潟工事」という聞き慣れない名前の工事が行われています。とりあえずは10月一週目で終わりますがこれから何回も行われます。要するに松阪・櫛田川河口に堆積しすぎた土砂を浚せつして、ヘドロが溜まって汚れた吉崎海底に埋め干潟を作るというのです。どちらにしても一体どれほどの効果があるのでしょうか。費用は県と国が折半といいますがどうにも税金の無駄使いに思えてなりません。こんな工事も四日市の人たちはご存じなのでパネル展示しょうか。
◎ 四日市市環境シンポジュウム=9月29日(日)。いまや「市民塾」は常連となりましたが今回は公害写真パネルに加えて「四日市公害と環境未来館」の広報を務めました。市から借りた2枚のパネルを掲示して、田中市長の解説(7/28録画)を上映するという大サービス本来は市環境部のお仕事だと思うんですけどね。まあ いいっか。