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カテゴリ: こちら市民塾

市民塾通信「こちら市民塾」№23(2月6日)

 寒暖の差の激しい今日この頃。いかがお過ごしですか。風邪には十分気をつけてください。さて、昨日(5日)は県内の伊賀市立鞆田(ともだ)」小学校の「地域とともにつくる人権集会」に参加しました。当校の「公害学習」に昨年も「語り部」が協力し、そのご縁で案内をいただいたというものです。公開授業ということで土曜日の体育館に全学年児童75名、保護者約50名、地域関係者約30名が参加の地域一帯の行事となっています。各学年が約45分程度人権学習として取り組んだ内容を発表しました。

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 5年生は三番目に登場し表題は『四日市公害を忘れない!』。13人の児童が「語り部」から聞いた話を順番に語ったり、寸劇風に仕立てて訴え ます。裁判の時、被告企業が「うちじゃない」と逃げたという野田さんの証を取り上げたり、「くさい魚」の模型がダンボールで登場したりいろんな工夫が見られました。また、子どもたちの意見がまとめられて壁面に掲示されていました。発表の終わりがけに澤井・野田のお二人が紹介され、野田さんの「みなさん ごきげんさん」という言葉に子どもたちはとてもうれ しそうでした。

 伊賀地域特有の底冷えが厳しかったのですが、子どもたちが熱心に取り組んでいる姿に心温まる思いでした。また「公害は人権侵害である」との視点が根付いているこの地の歴史を頼もしく思いま した。