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学習案内 副読本

四日市公害を学習するために副読本を作成しました。

四日市公害と人権(副読本)
hyoushi

小学校や中学校で活用できます。

学習案内 CD版

ガイドブック冊子としてまとめたものを、CDに収録したものです。

ガイドブックCD
cd

shiohama_gakusyu 四日市市の小学校では、環境教育は行われているが、四日市公害の学習は行われていないのではないかという議論が市民塾の中で行われている。「のびゆく四日市」に記されている内容は、あくまで資料としての位置づけであり、どのように単元を組み、何を子どもたちに伝えるかは、はっきりしていない。
しかし、ここ数年、四日市市の小学校の中には、塩浜小学校を訪れて公害学習を行うところもあり、市民塾で作成した教師用の「公害学習案内」が役に立っているのではないかと考えられる。さらに、「四日市公害と人権」を1クラス分購入する小学校もいくつかあり、徐々に市民塾の活動が浸透していると思われる。学習指導要領の改訂により、四大公害の単元が2学期から3学期に移ってしまい、学習する時間も少なくなってしまったことを考えると、教育現場では、四日市公害の教訓を伝えようとする教師の姿を想像することができる。
下記に今年度(2009年度)行われた実践を紹介する。四日市公害のビデオと市民塾の資料(学習案内、なたね通信)からの学習、現地を歩き語り部からの学習、という2本立てとなっている。

・・・「四日市公害と人権」を使って授業をしたこともあったが、時間数の関係で、もう少し、短時間で学習を再構築する必要性を感じていた。そこで、もう一度、市民塾の資料とこれまでの実践を振り返り、何を伝えるべきかを考えた。また、なたね通信からの提言を元に授業の目標を絞ってみた。特に、裁判の成果と残された現在の課題を結びつけることをねらいとした。

{tab=公害学習の内容}

1.ビデオ学習「四日市公害の教訓を未来に」「変わりゆく海」より

2.市民塾の資料より

野田さんの思い~患者さんの思い~
・海から始まった公害「磯津漁民一揆」・・・排水溝を防ぐ
そして「けむりは、うちじゃない」という工場・・・怒りの向けどころがない
・「工場なんてなくなればいい・・・でも・・・」~被害者の作文から~
みんなが不幸になる公害

裁判の争点と出来事
・「亜硫酸ガスが原因」VS「ありふれた病気で毒性がないけむり」
・裁判中にも犠牲になる被害者(子どもたち)
・煙を差し止める裁判ではなく、人権を取り戻す裁判

裁判の成果と四大公害といわれる理由
・判決より「世界最高の公害防止技術と知識を動員すべき」
・「公害患者を助けるきまり」「工場を建てるときのきまり」「けむりに対するきまり」
・他の全国の公害裁判への影響と行政の姿勢の変化

残された問題
・勝訴の日、今日も工場からはもくもくと煙が出ていた。「公害がなくなったときにありがとう」
・忘れてはいけない四日市公害
・残された患者さんたち
・張り巡らされたパイプラインと地震

3.塩浜小学校での学習
・塩浜駅から塩浜小学校まで歩いて
・塩浜小学校で語り部のみなさんのお話を聞く

4.忘れないために~私の提案~

{tab=子どもたちの感想}

  • ぜん息は四日市からはなれれば発作は起きないと聞いて、塩浜からはなれて暮らせばいいと思いました。でもそこで簡単になごりのあるふるさとを捨てることなどできないでしょう。しかしそこで立ち上がったのが野田さんたちでした。野田さんたちが勇気を出して裁判を起こして裁判に勝ってくれなかったら、今の四日市の人々は大変苦しんでいたと思います。
  • 公害がひどいときに塩浜小学校の子どもが6回もうがいをしていたのを聞いて驚きました。展望室から見た煙は白かったのに、公害の時は黒くてきたない色でした。この話が忘れられません。
  • 公害に苦しむ人がたくさんいてびっくりしました。それだけ会社は取り返しのつかないことをしたんだと思います。私と同じ年で死んでいった人がいるのに、四日市公害を忘れていくのはいけないことだと思います。
  • 四日市公害は社会で習う前はなにも知りませんでした。裁判で戦って勝ったけれどそれで終わりではなくて、四日市ぜんそくそのものがなくならなければ意味はないこともわかりました。
  • いつもふつうにやっている呼吸が学校を休まなければならないほどもつらさに変わってしまうなんて・・・・。ずるい目で見られるのはつらかったろうなと思いました。
  • 四日市ぜんそくは四日市を離れると発作が起こらないというので、今じゃ考えられないけど、それぐらい四日市の空気がすごく汚れていたんだなと思いました。
  • 公害があったときの空の色は、とても暗くなったそうで、天気のいい晴れた日でも暗くなったのは、とても考えられませんでした。公害は忘れてはならないものなんだなと思いました。それにもっともっとたくさんの人に公害を知ってほしいなと思いました。
  • 四日市公害から何十年も経っていてもぜんそくの発作が起きるから、その時にぜんそくなってしまった人は裁判でもたたかって、がんばって今の四日市市があるんだなと思いました。四日市ぜんそくに認定された人は病院の費用が無料になったけど、認定されなかった人もされた人も四日市ぜんそくになったことにかわりはないんだから、なぜその時に喘息になった人全員を認定しなかったかがよく分かりませんでした。全員認定していたほうがよかったと思いました。
  • 塩浜駅から移動中、どんどんコンビナートが近くになって来ました。海蔵小学校の空気より少しくさかったです。これも、工場から出る煙のせいかなと思いました。塩浜小学校は、コンビナートに近く、煙突が高かったです。
  • 展望台から見て学校から20m~30mしか離れていないのに、なぜあんなに大きな工場を建てて、いっぱい悪いガスを出すのは、おかしいと思いました。公害のせいで、今、四日市の海で泳げないと思います。汚い水と土が混じって、ヘドロになり、海のそこの土を悪くしていると思います。
  • 四日市ぜんそくのことが、忘れられようとしているのは残念です。忘れないためには、教科書にもう少し詳しく載せることやプリントを作って、全小学校に配布するか先生がプリントを読んだりして説明するようにしたらいいと思います。
  • 展望台から見たところは、ほとんどコンビナートでうめつくされていました。裁判で勝った日でも、すごい黒い煙が出ていました。コンビナートの大きさにはびっくりしました。
  • 四日市公害のことを忘れないようにするためには、毎年、公害の裁判の日にニュースなどで伝えたり、学校で話したりしたら、忘れないと思います。また、ミュージカルにしたら見やすいかもしれません。次の世代へとこのことを教えていけば忘れないと思います。
  • 野田さんは、公害がなくならず、死ぬまで「ありがとう」を言えないかもしれないと聞きました。野田さんが「ありがとう」を言えるように市などを動かしたいと思いました。ポスターを作ったり呼びかけたりしたいとも思いました。

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