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20130212105200 平成24年度の市内・市県外の小学校五年生の「公害語りべ」に関わった(ボランティア)小学校は25校になります。このうち、四日市市立は14校、市県外は11校。中学校は四日市市立3校。このほか、社会人など20団体となっています。依頼の多くは、小学校~直接、公害市民塾連絡先の山本勝治宛てと、市環境学習センターを通してなどがあります。四日市市立小学校へは語りべがその学校へ出向いて行い、市県外校は貸し切りバスで来るので、まず磯津の海岸に来て野田さんの説明を聞き、その後、塩浜小学校をお借りしての語りべ学習になります。

四日市公害の誇り部の皆さんへ

 先日は、お忙いしい中、子どもたちのためにご来校いただきありがとうございました。
 四日市公害裁判の原告患者の野田之一さんと支援者澤井余志郎さんらとの出会いによって、子どもたちは多くの事を学ぶことができました。あらかじめ学習を積んできたため問題意識を持って当事者の体験談を聞くことができ、有意義な時間となりました。また、子どもたちの心に染み入るように語りかけてくださる語り部の方々の人柄にも触れ、休み時間にもかかわらず多くの子が質問をしてしまい、失礼なこともあったかと思います。

 子どもたちの感想には、「野田さんたちが守ってきた四日市を今度は、僕たちが守らなきゃいけない。」「私たちは、この四日市市に住んでいるので、ぜんそくのこと、野田さんと澤井さんのこと、仲間たちのことを勉強できてよかった。」「四日市公害が二度と人々が苦しめることのないようにする事を大切にしたい。そのため、私ができる事を考え、実行したい。」「二人の生き様から、あきらめない、ことが大切だと思った。」など、子どもたちの心を揺さぶる聞き取りができました。
 また、自分たちの生活に置きかえて考えることもでき、クラスのいじめ問題を考えるきっかけとなりました。子どもたちは、公害によって起きた差別や偏見をクラスで起きていることと重ねあわせ、自分を振り返り、赤裸々なおもい綴り、澤井さんとその仲間たちのように、「自分にできる事を考え実行する」「自分の心の弱さを見つめる」ことができました。
 本校卒業生の榊枝さんの存在も大きく、当事者ではない榊枝氏がなぜ、市民塾のメンバーとなり、四日市公害を語り継いでいこうとしているのか、若い世代の話として、子どもたちは、とても興味深く話を聞くことができました。

 語り部学習後に、野田さんや澤井さんたちにメッセージを書こうという取り組みを行いました。
 つたない文章ではありますが、子どもたちなりに一生懸命考えて書いていました。お忙しいとは思いますが、お読みいただけたら幸いです。

5年生担任一同

 子どもたちの感想より

 今日の授業で、四日市ぜんそくがとても辛かったこと、今までとても大変だったことを改めてよく知りました。一つ一つの言葉がとても重く心に残りました。
 これだけ辛いことがあったのに、野田さん、澤井さんは私たちに優しく、ていねいに、時には、笑って質問や、自分の体験を話してくれました。わたしは、もうちょっと、暗い感じで話すのかなっと思っていました。けど、そんなこともなく、優しく教えてくれました。わたしは、そこが「すごく強い人だな」と思いました。こんな人だったからこそ、裁判にも勝てたと思います。今日は本当にいろいろなことを教えてくださって、ありがとうございました。
 そして、これらのことをわたしなりに、他の人たちに伝えていきたいです。

 ぼくは、話を聞く前まで四日市公害のことをよく知らなかったけど、今日の話を聞いて、前よりよく分かった気がします。
 それに、すごく気になったので、もっと公害のことを調べていきたいです。話を聞いているときに、しゃべり方、表情などで、すごく辛かったことが分かりました。ぼくも、公害のことを未来になっても忘れずに、ずっと公害のことを伝えて、二度と同じあやまちを繰り返してほしくない、そう思いました。
 野田さんは、四日市ぜんそくの上、他の無関心な人からの偏見はすごく辛かったと思います。僕なら耐えきれません。澤井さんは、公害で苦しんでいる人の真実を知り、いろいろな人に伝えるのはすごく勇気がいるので、すごいと思います。

 今日の授業を通して、わたしはこう強く思いました。「わたしが住んでいる四日市で公害ということがあったこと。そして、野田さんや澤井さん、その仲間、患者さんの努力があったから、今の四日市の自然があるということ」 今考えると、何でこんな有毒ガスの出る工場を造ったのだろう?と不思議です。けれど、昔はどうしても日本を立ち直らせたいと思う国や県、市の気持ちも分からないことはないと思います。だから、わたしは昔を攻めるのはよくないのかなと思いました。
 わたしはもう絶対に四日市が人々を苦しめることのないようにすることを大切にしていきたいです。そのため、わたしができることは考え実行する子とじゃないかなと思いました。
 これから先、10年後、20年後、100年後、1000年後・・・公害を二度と起こさないようにしたいと四日市公害について学び思いました。

 今日、四日市公害のことをいろいろ教えてくださってありがとうございました。僕は一度澤井さんや野田さんたちに会ってみたかったので,今日、会えてうれしかったです。
 お話を聞いて僕は、澤井さんや野田さんたちが守ってきた四日市を今度は、僕たちが守らなきゃいけないんだなーと思いました。そのために、川や海を汚さないようにしようと思いました。
 今日は本当に僕たちの質問に答えてくれたり、いっぱいお話を聞かせてくれてありがとうございました。

 来てくれてありがとうございました。おかげで四日市ぜん息の子とを深く知ることができました。四日市ぜん息のことを最初は知らなかったので、とても勉強になりました。
 わたしは四日市ぜんそくになったこともなく、四日市ぜんそくが起こったときもいなかったから、当時ぜんそくの辛さも苦しさも分かりませんが、とても苦しかったことは分かります。
 コンビナートと裁判をしたときに「どうせ無理だ」と言われたときも、立ち向かった人々の勇気はあこがれるほどです。もう二度と公害が起きないように努力します。


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