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市民塾通信「こちら市民塾」№17(11/7)

東海TV『記録人 澤井余志郎』 本日放映。皆さんご覧になりましたか。エリア外の方は視聴いただけなかったでしょうか。時間帯もあまり良くなかったのですが、密度の濃い作品だったと思います。まずは一年半にわたって取材された3人のクルーをはじめ、制作に携わってくれたスタッフに敬意を表したいと思います。公害訴訟判決後38年を経た「四日市の現実」が多方面から描かれていて、奥行きのあるものになっていたと思います。

映像には現地取材以外の資料映像も多く使用されていてちょっとびっくり(たとえば若き日の澤井さんetc)しましたが、丹念な取材の結果制作者がたどり着いた結論が伝わってきたように思います。テーマはあくまでも表題の通りですが、やはりこの四日市の歴史と現実をどう考えるの、見るものに問いかけているようにも思えます。たとえば磯津での認定されていない患者さんの存在、そして海底に堆積する漆黒のヘドロ。そして行政や企業の反応。一般市民の声が画面からは聞こえてこないのがちょっと惜しまれますが、それぞれに重い課題を預けられたのではないでしょうか。

以上、とりあえず全く個人的な感想に過ぎません、皆さんはどんな感想をお持ちですか。TVでも「意見・感想をください」とのテロップがありました。考え そして行動するためのステップにしていただければ幸いです。

市民塾通信「こちら市民塾」№16

TV番組のお知らせです。お見逃しのないように。

東海TV(フジTV系)クルーの三人(CD・カメラ・録音)が昨年から約一年かけて、四日市を中心に取材していた番組が間もなく完成し、放映されます。澤井余志郎さんを軸にしてその周辺を丹念に撮影し続けていました。「語り部」としての活動風景はもちろん、自宅での過ごし方、あるいは故郷浜松でのお墓参り。かつて紡績工場で綴り方運動をともにした女子工員さんたちのふるさと伊那。市民塾例会での発言から患者さんたちとの語らい等々。

東海TVは過去に四日市公害訴訟を巡って名作・映画「あやまち」をはじめ、ドキュメンタリーを何本か制作しています。いずれも貴重な資料映像として澤井資料の中に保存されています。そうした伝統を踏まえ、今回の企画となったようです。撮影テープは約250時間にも及んだのですが、作品としては50分に集約されたとのことでいささかもったいない気もします。しかし、基本的には澤井余志郎・野田之一コンビを中心にしてまとめられているというこの作品が、どのような仕上がりとなっているか大いに楽しみにしています。

東海TVはフジ系列ですが全国ネットにのるのかどうか不明です。こちらでは録画もしますのでお見逃しの方はご連絡ください。

放映は11月7日(日)16:30~17:30の1時間ワクです。

市民塾通信「こちら市民塾」№14

第28回「四日市公害犠牲者合同慰霊祭」9月20日。四日市市北大谷墓地内慰霊碑前(四日市公害患者と遺族の会主催)さすがに猛暑は少し和らいだのですが、それでも例年よりは日射しの強い中、参列者は約40名。患者さんよりは遺族や支援者の方が多かったようです。新聞社はおそろいで翌日の地方版には各社揃って掲載しましたので四日市の方はご覧になったかと思います。

2010_0920_01今回は四日市公害訴訟弁護団事務局長の野呂汎(のろひろし)さんがお見えになり、献花とご挨拶をいただきました。また四日市市長からのメッセージを環境保全課の市川課長が代読(後で挨拶も)。さらに最近恒例となったご遺族・石田さんによるウクレレライブ「わたしの名前はホタルです」の熱唱も。終盤のメッセージでは市民塾も機会を与えていただき伊藤(三)から「澤井資料保存作業の現場」「語りべ活動」「小学校公害学習の成果」について報告しました。コンビナート各社にも参列を呼びかけたとのことですが、一社も顔を見ることはできませんでした。

28回目ということは判決10周年から始まったわけですが、今なお459名の患者の存在は「四日市公害」のことの大きさを物語っています。資料館設置についたは幾分明るい見通しが立ちつつありますが、行政任せにするだけでなく市民一人一人の熱意と努力が不可欠です。「工場萌え」や「B級グルメ」に流されないよう頑張りましょう・

市民塾通信「こちら市民塾」№15(10/10)

秋晴れの今日、ワタクシの地元鈴鹿では「F1グランプリ」開催。エンジン音が自宅まで届きます。雨も上がり遠来のファンには楽しんでいただき何よりでした。

●「四日市公害資料館」に関する情報をお伝えします。

2010_10_10①地元中日新聞が7日付けで四日市市長記者会見の模様を報じています。それによりますと「環境公害資料館」というイメージで、四日市公害判決40周年になる2年後(2012)までにどうにかしたい と述べたということです。行政レベルでどこまで煮詰まっているかは不明ですが市長自身の方針が明らかになったのは「朗報」といえましょう。

②翌日「四日市市総合計画第2次素案」が公表されました。その中に【公害体験を活かした環境学習の充実】として「・・・全国に発信する拠点として、既存の公共施設などを活用して、公害に関する資料館の整備を推進します」との記述があります。これは6月の「第1次素案」とほぼ同じ文言ですが、市長の発言と相まって推進の方向性が見えてきた考えていいのでしょう。詳しくは四日市市のHPを。

市民塾では現在資料整理の作業を進行中です。いよいよ忙しくなりそうです。応援団を求めます。毎週土曜日は環境学習センターにいます。ぜひお越しください。

市民塾通信「こちら市民塾」№13

さすがに重陽の節句というべきでしょうか、台風一過でさしもの猛暑がやわらいだようです。涼しい夜風となりました。

さて9月になりますと例年「四日市公害犠牲者合同慰霊祭」(四日市公害患者と家族の会主催)が開催されます(今回は9月20日10時大谷霊園)。そのことにもからめてかねてよりの課題であった「患者さんの現状」ついて、四日市市環境保全課をたずねてお話を伺ってきました。患者担当職員・保健師さんからの勉強会となりました。こちらは市民塾と学習センター職員それに記者さんも加わってくれました。

認定患者は8月31日現在で459名。そのうち保健婦さんが一年に一度ずつ訪問する患者宅は365名分。約100名近い差は市外県外在住もしくは訪問を希望しない患者の数です。まずこれだけの家庭訪問がお一人の保健婦さんでなされていることが驚きでした。これらは「公健法」に基づく任務でありまさに四日市市独特のお仕事ということになります。

市内在住患者は地域的にみれば塩浜(特に磯津)が最多であり、以下浜田・日永・羽津と続いています。ただ全体的に市街地から山手への移住が多くなり三重地区の多さは「団地」と関連するのかもわかりません。こうした状況もあってコンビナートとの相関関係は単純には整理できないようです。細かい数字のデータも公開していただいたのですが、中身の性質上当HPへの掲載は控えます。詳細お知りになりたい方はご連絡ください。

また、「ぜんそく」の症状や治療・薬剤なども教えていただきました。現在の吸入ステロイドについては実際の器具がずいぶん改良されてきているとのことですが、何十年も治療を継続されている患者もみえるわけで改めて「公害」の罪の大きさを感じました。吸入体験もしましたがこれ自体が高齢者にはなかなか大変のようです。写真の器具でL(エル)字型が従来タイプですが、円型が最近開発されたもので使いやすくなっています。薬剤共々常時携帯ですからその負担も大変です。

四日市には「夜景クルーズ」や「とんてき」でイメチェンに躍起の動きも大きいのですが、やはりこうした患者さんの現状や公害の歴史は真摯に学んで欲しいものです。

市民塾とは

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