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「四日市公害と環境未来館」開館は3月21日?!
IMG去る20日、各新聞(朝日・伊勢・中日・毎日・読売)が一斉に報じました。内容は前日、四日市市が記者クラブに配付した11月議会上程議案の内容です。見出しはそれぞれでしたが、共通の項目が「公害資料館」(正式名称は長ったらしいので、我々はこう呼ぶことにしています)の開館が3月21日に決まった(ような)記事です。しかし、厳密には新資料館の設置に関する条例案の上程であって、その中に「条例の施行日は3月21日」となっています。各紙とも異なった書き方をしていますが、市民には正しい理解が必要です。11月議会は今日(26日)から始まり、12月10日「都市・環境常任員会」での議論と22日「全体採決」を経て、初めて「承認」となります。まあ、ここまで来て「否決」なんてことはないでしょうが、ほんとに手間のかかることです。いずれにせよ、3月21日は春休み突入でもあり、小中学生及び保護者を呼び込むには絶好のタイミングです。また、全国からの見学者(大学の研究者・学生を含めて)が多数みえることでしょう。あと四ヶ月足らずです。各方面への呼びかけが不可欠です。IMG 2

「産業観光で町はよみがえるのか」
DSCF4142DSCF4125これは先日放送されたNHK「クローズアップ現代」のタイトルです。世界遺産となった「富岡製糸」などと並んで取り上げられたのが、四日市コンビナートの「夜景クルーズ」。そもそも富岡と四日市では全く事情が違うので、同じテーマで扱うことじたいに違和感はあるのですが、ここでは四日市の現状を書いてみたいと思います。まず左の写真は「D観光」という旅行会社の製作のパンフで、大きい見出しの下に「日本五大工場夜景の聖地 四日市」「四日市は幻想的な工場景観を堪能できる全国有数の工場夜景都市」とのキャッチフレーズが躍っています。さらにその下には「おもてなしタクシー ぐるタク」「観光バス ぐるバス」「宿泊セットプラン」なども設定されています。〝商魂たくましい〟とはこのことでしょう。この夜景の背景に何があるのか、理解をした上でのことでしょうか。「公害」や「労働災害」などかけらもありません。
「夜景クルーズ」の案内には小さな文字で「過去には大気や工場廃水汚染による公害問題がありましたが、コンビナート各社および行政の努力により、快適な環境になりました」と書かれています。これでは、ますます「四日市公害」の本質が覆い隠されていくばかりです。もっとも主催者の本当の狙いはそこにあるのかもしれませんが。ちなみに、この観光企画の後援には四日市市が含まれていますが、新しい「公害資料館」は「観光」ではなく、昼間の「コンビナート視察ツアー」をぜひ設定すべきだと思いますがいかがでしょうか。右の写真は錆びだらけのコンビナートプラントです。

「(仮)四日市公害と環境未来館」(公害資料館)に向けて市が大学などと協定 (10月28日)
03昨日、来年3月末に開館予定の公害資料館の活用に向けて。四日市市は近隣の教育機関と協定書を締結しました。対象は(市長を挟んで右から)名古屋大学大学院環境学研究科・三重大学・鈴鹿工業高専・四日市大学の4校です。開館後は学生を研修やボランティアに積極的に参加させ、また教員を講師に派遣するなど協力体制を整えるとのことです。いわば官・学協働であり資料館の活性化と言った点からも評価してよいことでしょう。これは市民塾・土曜講座での環境部長の発言が具体化されたわけです。しかし、調印した4校の学長さんたちが環境学習センターや磯津の海岸などを、これまでに訪問したことはありません。また、いずれの学生もゼミなどの授業の一環を除いては、「自主的に」四日市公害を学んでいるようすは、全くといっていいほどお目にかかっていません。はたしてどのようなカリキュラムが組まれるのか、DSCF4078学生の積極的な姿勢が育てられるのか。前途は不透明ですが、大いに期待はしておきたいと思います。
○ 塩浜地区市民センターで面白いDVDを借りてきました。「塩浜のあゆみ 歴史と文化」で、地区在住の個人が製作されたとかで、60分の力作です。技術的には決して高いものではありませんが、収録された資料映像などはなかなか豊富で、貴重な動画も含まれています。まだまだ四日市公害関連の資料は発掘の余地は十分にありそうです。

「公害学習」の季節がやってきました。 (10月15日)
小学生の四日市公害学習は、例年、秋になると最盛期に入ります。基本的には5年生ですが「人権学習」として実施する学校は10月~12月。 「総合学習」では1月2月に実施する学校がほとんどです。早速10月に入って9日(木)には伊賀市から134名、10日(金)は津市から70名。いずれもバスを仕立ててやって来ます。コースはまず磯津の鈴鹿川河口で野田之一さんから話を聞き、バスで四日市市環境学習センターで移動。こちらでの学習は主として児童からの質疑という形式をとっています。事前学習が出来ている学校ほど質問は多くなり、10人以上の児童の手が上がります。その後はセンター内の資料室を見学して終了となります。写真は10日のようすです。磯津の堤防道路で野田さんの話を子ども達が熱心に聞DSCF3972DSCF4037いています。
以前は砂浜に降りて子ども達は喜んだのですが、離岸堤工事が進められて降りられなくなりました。9月の台風で漂着した流木ゴミの始末もまだ出来ていません。背景に見えるのが石原産業の工場です。新しい公害資料館は駅前の博物館内にできるので、この場所のような風景をのぞむことは出来ません。やはりフィールドワークは欠かせませんから、来年からもこうしたツアーを組む必要はあります。

四日市の海辺を歩く (10月1日)
DSCF3984伊勢湾に面した四日市の海岸がほぼ全面的に埋め立てられ、工業地帯となっていますが、その歴史とか経過に市民はわりと無関心のようです。第1コンビナートは戦前の海軍燃料廠で埋め立てられましたが第2(午起)・第3(霞)は今から40~50年前までは海水浴場で賑わったものでした。そして今、四日市には唯一と言われる砂浜があります。そこは楠町・吉崎海岸です。新しく出来たわけではありません。市町村合併の結果なのです。いわゆる「平成の大合併」で四日市市は近接する市町との合併が成立せず、結局「楠町」のみと合併しました。その結果、四日市市はウミガメとハマヒルガオの吉崎海岸と、ホタルの里(楠町本郷)を手に入れたのです。四日市市の環境がよくなったDSCF3973から砂浜やホタルが戻ったわけではないのです。
合併の時(2005年・平成17年)も市民はあまり関心も持っていないようでした。磯津と近接するこの一帯はまれにカメさんがやって来たり、釣り人のポイントになっていたりしますが、ゴミの漂着場にもなっています。ボランティアグループが月に一回清掃作業をしていますが、今、とても手に負えない状態となっています。8月11日の台風で流れ着いた流木群がほぼそのままになっているのです。間もなく二ヶ月です。目の前では「作澪干潟工事」が行われているのですが、このゴミは一向に減っていきません。傍で平気に釣りに興じる人たちがいて、呆れるばかりです。すぐ横が磯津漁港ですが随分と寂れてしまって、「大漁旗」も空しく見えてしまいます。そして、その向こうには昭和四日市石油の巨大な原油タンクが並んでいます。
さらに皮肉な事に来年3月オープン予定の「四日市公害と環境未来館」の建設費は、総額22億円のうち16億円が「合併特例債」でまかなわれるのです。もちろん博物館全体のリニューアル費用ということですが、市民の関心が望まれます。

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