市民塾通信『こちら市民塾』 № 139 (10月12日)
四日市の海がまた埋め立てられます!
pic zentai kouku四日市公害は裁判に象徴されるように「大気汚染」が中心になっています。しかし伊勢湾に面していますから「海」との関係も重要です。かつて1960年代には「くさい魚」が問題となり漁民一揆 が起きました。
四日市の海岸は北は霞から南の塩浜まで砂浜が続き、北部は海水浴場で賑わったのですが全て埋め立てられ工業地帯と化しています。塩浜の南「楠町」は平成の合併により四日市市となり吉崎海岸は貴重な砂浜として残っています。そのさらに南方に「三重県北部沿岸流域下水道」南部処理場がありますが、最近その拡張工事が始まっています。面積は約150m沖まで幅約800mにわたって埋め立てられ,総面積約10hに及びます。現在鋼管矢板が打ち込まれ護岸工で締め切って埋め立て土を投入することになります。既に認可された工事ですが、現実に海が無くなっていくのを見るのは悲しいものがあります。生活排水の処理と海の埋め立て-私たちの暮らしと直結するだけに考えさせられるテーマです。
◎ 市民塾10月例会は17日(土)13:30~ 「じばさん三重」2階市民活動室です。
   ご参加お待ちしています。