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カテゴリ: 語り部

環境リーダー養成講座(市環境学習センター主催)。四日市市公害学習支援授業の一環として設けられ、受講者は市内の小中学校教員が対象。この時に書いて頂いたアンケートの内容です。

1、内容が多く1日講座でもよかったように思う。(※9時から12時まで)
写真を資料として授業をおこなうこともできると思うので、この研修会にきてよかった。(旧塩浜中学校の写真には驚きました。)
講師の先生方の熱い気持ちが伝わってきた。
四日市市内での取り組みが少ないことを考えると、四教委主催の研修会をもっとおこなってほしい。

2、楠の出身なので、身近にたくさん患者がいました。「もらい公害」で、たくさん苦しんでいたのに、「ホタル」がポスターに使われて、楠町民はみな、怒っていました。(※前の井上哲夫市長が、桶町で古くから見られるホタルとコンビナートの夜景との合成写真ポスターをつくり、「無公害」宣伝に使った。)
企業の動きを見ていても「もうなくなったもの」でなく、伝えていかなくてはならないと、あらためて感じました。

3、あらためて(地元に住んでいて)認識も深まった。沢井さんの話も聞けてよかった。判決のでた1972年7月24日、帰宅途中にいあわせた。また、生活綴り方を学んで、無着成恭「山びこ学校」(※岩波文庫)を読むと、沢井さんの名が出てきて、生活記録運動との関わりも発見し、不思議な縁を感じます。
忘れないことが、くり返さないこと。引き続いて、自らの学びも含めて、子どもたちに教えていきたいとお思います。
環境(公害)問題は人権問題であるという視点をもって行っていただきたいと思います。

4、こういう研修は、四日市に勤める住民、教員は一度は受けるべきだと思った。(組合側でもやってはいるが)。四日市市内に毎年60~70人の新規採用者の教員、しかも市外がほとんどという現状で、やはり知ることがまずスタートだと思うし、知らなくては始まらないから。
沢井さんや山本さんのお話は何度か伺っているが、何度聞いても考えさせられるし、気づかされることが多い。これからも、自分にできることをしていきたい。
テレビの取材に関しては、事前に断りがほしかった。デリケートな部分だけに。

5、映像での学習でしたので非常にわかりやすく、公害の実態がよく伝わってきました。今の子どもたちは、四日市公害のことについてもあまりわかっていないし、大きな話題としてとりあげられることも少ないので、知らないことが多いです。身近なところにある大切な問題について、考えていけるように学習をとりいれていきたいと思いました。
語り部の方や沢井さんから直接お話しが聞けて、とてもよかったです。

6、私自身が、納屋地区(高砂町)の生まれで、父親が四日市喘息で大変苦しんできたので、今日の研修会のお話を伺いながら、その当時の様子を思い出しました。四日市公害裁判勝訴判決から38年経った今、公害資料館の必要性を感じます。

7、同じ四日市市民でありながら、公害についてはほとんど知らなかったことを恥ずかしく思う。これからは自分なりに学習し、子どもたちに伝えていきたい。

8、以前、小学校の取り組みで、沢井さん野田さんにお話を伺ったことがあり、興味を持って参加させていただきました。自分たちの住んでいる地域なのに自分は何も知らず、教科書程度の知識しかなく、勉強不足であると実感しました。夏休みを利用し、自分も四日市公害について、もっと知識を深めようと思います。